映画の一部分を見たような気分に…「おかしの家」第1話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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いいですね~。こういう感じは私めとしては嫌いじゃないです。





夜の深い時間にちょっと見るにはいいドラマです。私めの好きな「深夜食堂」に似た感じです。






TBS  水曜23時53分
「おかしの家」第1話

主演…オダギリジョー
脚本、演出…石井裕也




なるほど石井裕也が脚本を書いて演出したドラマってこうなるんだな…と思いました。





やはり肌合いが映画なんですよね。テレビの演出家はどうしても短い尺の中に詰め込みたがるんですが、





このドラマの中ではゆったりと時間が流れている…。
それでいてスカスカなわけではなく、人物一人一人に目配りがされていて、感情の通い合いがしっかりと盛り込まれている。




両親を亡くし祖父母に育てられてきた主人公太郎(オダギリジョー)が、どんな思いでこの駄菓子屋を守っているのか、






そんな太郎を祖母(八千草薫)はどう思っているか…






シングルマザーの礼子(尾野真千子)の息子への太郎の気遣いとか、実に繊細な中に人情をさりげなく描いている。





深夜に流れて視聴率が低いのはもったいないような佳作です。






駄菓子屋の裏でいいオトナが駄菓子を食べてるなんて…ちょっとしたファンタジーですね。





オダギリジョーや勝地涼、嶋田久作の作り出す空気感が絶妙です。






初回見逃した方はご覧になってみてください。






今回の評価は…4