主人公に裏がありそうなのが…「遺産争族」第1話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

連ドラについてじっくり語るブログ

連続ドラマでこれは面白いという作品のみをマメにチェック!

その内容紹介、批評、さらにヒット分析など、あらゆる情報を連ドラ好きの方々のために提供するブログです。

連ドラの初回を見る時は、まあ大体こんなドラマなんだろうと想像してから見ますよね。




想像通りならまだしも、悪い方に予想を裏切られたりしたらガッカリするわけですが、






このドラマは意外と良い方に予想を裏切られました。






テレビ朝日  木曜21時
「遺産争族」第1話

主演…向井理
脚本…井上由美子
演出…松田秀知




見る前に想像したのは、大会社の令嬢と結婚し婿に入ることになった主人公が、欲深い一族の遺産相続争いに巻き込まれて翻弄される話かと思ってました。





ところが初回を見て面白かったのは、主人公の育生(向井理)が単なる純粋な好青年ではないらしいこと。





資産家の河村家に婿入りするには何らかの目論みがありげなのが一気に興味を増しました。






向井理は皮肉な役どころの方が面白い人なので、クセモノだらけの河村一族中で育生がどう立ち回るかが気になります。





若い向井理と榮倉奈々を取り囲むようにテレビ朝日おなじみの面々、伊東四朗、余貴美子、岸部一徳、室井滋、鈴木浩介、渡辺いっけい、堀内敬子、板谷由夏、光石研らがゾロゾロ登場…





でもっておどろおどろしく高畑淳子がナレーションとまさにコッテリ、どっさりのごった煮状態。





中では婿としてしたたかに生きてきた現社長役の岸部一徳が、いかがわしさをプンプンさせていて絶妙です。





最近は駄作の多い脚本の井上由美子ですが、今回は遺産相続のノウハウも織り交ぜながら、風刺のきいたコメディを目指していて、





手堅く面白い作品にはなりそうです。






今回の評価は…4