役者の魅力で見せるドラマ…「掟上今日子の備忘録」第5話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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歌舞伎で名作として今も演じられている作品には、ストーリーがよくできているものもあれば、ストーリーは大したことなくても、役者の魅力的な演技で見せるものもあります。






連ドラもそういうところはあって、ストーリーがしっかりしていれば良いというだけではなく、





ストーリーは大したことなくても、役者の魅力で見せる作品があってもいいと、私めは思っているのです。






まさに、このドラマがそういう作品で…。






日本テレビ    21時
「掟上今日子の備忘録」第6話

主演…新垣結衣
脚本…野木亜紀子
演出…佐藤東弥





このドラマには、もはやストーリー性を求めていないので、今回も中身が薄くても気にはなりませんでした。





むしろ、今日子(新垣結衣)が大好きな推理作家須永の家で、はしゃぎながら原稿の隠し場所を探す中で、






いつもより更に今日子という人物の魅力が色濃く浮かび上がりました。




好きな須永の本も読んでも読んでも忘れて
しまう虚しさ、切なさ…。
そんなものも感じさせながら明るくふるまう今日子がいとおしく思えるのが、このドラマらしさなんです。





そんな今日子を新垣結衣は魅力的に演じていて、それを見ているだけでいい…
なかなかそういう作品はないですね。





加えてこのドラマではそんな今日子を一途に思っている厄介(岡田将生)という存在があり、





今回も今日子を傷つけまいと懸命な厄介の行動が、微笑ましく応援したくなるのです。




回を追って徐々に今日子にくいこんでいく厄介。今回の未来での約束も切なくて良かったです。





ユニークな恋愛の形を岡田将生がイキイキとこちらも魅力的に演じています。






新垣結衣と岡田将生を見るためのドラマとしてきちんとできている…そういうドラマです。





今回の評価は…3