ただただ拍子抜けな最終回…「遺産争族」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

連ドラについてじっくり語るブログ

連続ドラマでこれは面白いという作品のみをマメにチェック!

その内容紹介、批評、さらにヒット分析など、あらゆる情報を連ドラ好きの方々のために提供するブログです。

う~~ん、何だったんですかね、このドラマって。
どんどん人を巻き込んでエスカレートしていく前半はそれなりに楽しめたけど、





すべてのカードを使いきってしまってからは、煽ってはガッカリ、煽ってはガッカリの連続で、いささか辟易とするものになってしまいました。





テレビ朝日  木曜21時
「遺産争族」最終回

主演…向井理
脚本…井上由美子
演出…松田秀知



龍太郎(伊東四朗)の隠し金庫のある仏間から出火し、溜め込んだ金を皆に均等に分けようと思っていたのに、その札束も灰になってしまいました。






遺産争いも意味がなくなり、あのいがみ合いは何だったのかと思うくらい、河村家の人びとは皆、殊勝になります。






今までがえげつなかっただけに、急な変化には違和感がありました。
金の魔力が人を変えるってことなんでしょうけど。





結局、最後の最後まで育生(向井理)の本心は白か黒かはっきりさせずに終わりました。




向井理は個性的な脇役陣の中にあって、本心のつかめない主人公を含みをもたせて演じて、演技の幅が広がったことを示しました。





最終回では育生に対して厳しさを見せる岸部一徳の演技が良かったけど、どうも綺麗ごとでまとめようとする脚本には乗れませんでした。





クセ者たちのクセの強い演技を楽しむ…ただそれだけのドラマでしたね。






今回の評価は…3