特に言うことなし…「スペシャリスト」第1話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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このドラマについては、特に書くことはありません。良い意味で。




スペシャルドラマの時から面白くて、その良さをきちんと残しての連ドラ化ですからね。悪かろうはずもなく、安心して見ていられます。





テレビ朝日  木曜21時
「スペシャリスト」第1話

主演…草なぎ剛
脚本…戸田山雅司
演出…七高剛



…とはいえ、スペシャルドラマを見ておられない方には何のこっちゃ?だと思いますので解説しますと…





このドラマの良さは原作が無く、あくまで草なぎ剛に刑事をやらせるならどんな刑事がいいか、というあて書きで書かれた作品であるところにあります。




…ですから宅間という主人公のキャラクターが、バラエティで見る草なぎ本人に近いキャラクターになっていて、草なぎが実に自然体にかつ魅力的に演じているのです。





無実の罪で刑務所に入れられたことが、かえって犯罪者の心理や行動パターンのデータの膨大なインプットの場となり、それを活かして事件の謎を解いていくんですが、





草なぎ演じる宅間はそんな負の体験を、飄々と語り、マイペースで柔軟に事件に取り組むのです。





これまで役のキャラクターになりきるという演技をしてきた草なぎにとっては珍しい役で、年齢を重ねてきた余裕が良い形で出ているのです。





連ドラになってもそれは継続されていて、既に役を自分のものにしている安定感があります。





脚本は「科捜研の女」や「相棒」をさんざん書いてきた戸田山雅司ですから悪かろうはずもなく、二転三転する初回のストーリーもよくできていました。





また、演出の七高剛はアメリカで映像の勉強をしてきた後、「踊る大捜査線」の本広克行や「海猿」の羽住英一郎の下について学んだ人で…





スタイリッシュで新味を感じさせる映像で古くささがありません。






そんな強いアシストを受けて、まわりもスペシャルドラマ以来のメンバーを生かしつつ、




新規に警察庁長官の娘である吾妻刑事(夏菜)を加入。
警察官僚で宅間を監視しているのでは思わせる滝道を吹越満が含みのある演技で好演してます。





今クール安心して見られるドラマの1つになることは間違いありません。






今回の評価は…4