うっかり記事を書き漏らしてました。第2話は視聴率が初回より下がるかなと思ってましたが、さにあらず…
割と真面目に大河らしく書いた三谷幸喜が受け入れられたようで、下がるどころかわずかに上がって20%を超えました。
今回も戦乱の荒波の中で苦境に立つ弱小勢力真田一家が描かれ、楽しんで見ることができました。
NHK 日曜20時
「真田丸」第2話
主演…堺雅人
脚本…三谷幸喜
演出…木村隆文
どうも堺雅人の若作り演技が受け入れづらくて、主人公の信繁にはまだ魅力を感じないんですが、
その分、草刈正雄演じる一家の主昌幸はいいですね。
「平清盛」の時に中井貴一が演じた清盛の父親忠盛が良かったのと同じくらいに良いです。
どうしたら武田家滅亡という苦境を切り抜けられるか、その知恵をめぐらす策謀家ならではの豪胆さとしたたかさ、それがよく出ていて、魅力的な人間像を作りあげています。
今回も上杉につくか、北条につくか、信之(大泉洋)にくじを引かせるシーンで、どちらも取らせず、織田につくと言い出すあたりは、次回以降への興味を高める演技でした。
一方、高畑淳子演じる母親は脚本も演技もいささかキャラクターを作りすぎで、少々鼻につきます。さじ加減ですね。
あと、内野聖陽演じる家康が面白いですね。三谷幸喜が家康の処世術をいかに描くか、そこが楽しみの1つです。
家康も昌幸同様にいかに徳川が滅ぼされないかに腐心した人ですからね。
参謀の本多正信が近藤正臣で、側室阿茶が斉藤由貴というのも、なかなか抜け目ないキャスティングです。
今回の評価…