殺してもいかにバレないようにできるか？
よくできた計画ですが、ホントにうまくいくのか不安要素がチラチラ見えて…その危うさに引き込まれる回でした。
フジテレビ 木曜22時
「ナオミとカナコ」第3話
主演…広末涼子
脚本…浜田秀哉
演出…葉山浩樹
達郎を殺したらどこに遺体を隠すか？その場所を決めるため直美と加奈子は丹沢に。
達郎の車ではバレかねないし、レンタカーでは足がつくので、結局は李(高畑淳子)の会社の車を借りることに…。
何に使うかははぐらかしたものの、カンの良い李は怪しんだようで…
のちのち脅迫とかされるのでは？
何もかもお見通しのような高畑淳子の眼力に凄みがあります。
達郎を殺した後も達郎が失踪したと見せかけるため、直美は達郎に瓜二つの密入国中国人の林を達郎に仕立てあげ、
認知症の斎藤夫人(富司純子)から巻き上げた金を横領し中国に逃げたことにしようとします。
加奈子を救うために計画に加担することにした達郎は、きき手ではない右手で達郎の名前を書けるよう練習するのですが…
ホントになりすましきれるのかは先行き不安だらけ。
佐藤隆太は冷淡な達郎と善良な林を目の表情などで巧みに演じ分けています。
認知症の斎藤夫人を達郎に引き合わせるくだりの、達郎に斎藤夫人の認知症がバレてしまう緊張感も前回同様うまく演出されていました。
斎藤夫人が今後計画の足かせになるのでは？という不安も感じさせました。
富司純子がはまり役です。
そして、手ごわそうなのが達郎の姉陽子(吉田羊)
いかにもクレバーそうな陽子は直美の不審な動きを覚えていそうで、それもドキドキします。
しかし、いかに遺体を怪しまれずにマンションから持ち出すか？そこが難関だと思いますがどうするんでしょうね。
今回の評価は…
