主人公の意外な一面が…「フラジャイル」第4話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

連ドラについてじっくり語るブログ

連続ドラマでこれは面白いという作品のみをマメにチェック!

その内容紹介、批評、さらにヒット分析など、あらゆる情報を連ドラ好きの方々のために提供するブログです。

このドラマに関して抱いていた不満が今回はようやく解消され、主人公の岸(長瀬智也)をちゃんと立たせた回になっていて見ごたえがありました。







今後もこうあって欲しいな~と期待します。








フジテレビ 水曜22時

「フラジャイル」 第4話


主演…長瀬智也

脚本…橋部敦子

演出…城宝秀則








今回はこれまで3回のパターンを覆すシーンが多くて、岸の意外な一面を見せ、主人公への興味が更に増すという良い効果をもたらす回でした。







まず昔から岸を良く知る外科医の細木(小雪)が診断が難しい案件を持ってきて、岸がその診断に悩み、

師である中熊(北大路欣也)にも見てもらい識見を求めるというシーンがありました。







常に自信満々に見える岸にも迷いがあったりするのだな…という意外性。

更に、遺伝性の大腸がんと分かった患者(中越典子)をすぐその担当医に回し、手術させようとする細木に、むきになって患者に時間を与えろ!と意見するシーン。






患者と向き合いたくないから病理医になったくせに…と反発する細木でしたが、思い直して岸の言うとおりにしてくれました。







これまではカンファレンスのシーンでは必ず担当医の見立てに物申していた岸が初めて何も言わない…という変則パターンになりました。






細木の口から岸も以前は臨床医だったと知らされる宮崎(武井咲)と森井(野村周平)。

きっと臨床医から病理医に変わる何かが岸の身に起こったんでしょうね。

いつかそれが明かされそうです。






いつもはおちゃらけた細木も自らの若い頃の苦い経験などもあり、苦悩するさまがしっかり描かれていましたし、







患者のエピソードも、幼い娘を抱えこれからまだ子どもを産みたいと思っていた母親が遺伝性のガンと分かるという深刻なもので、それを丁寧に描いていて、中越典子の好演もあり、引き込まれるものでした。







岸と細木と患者をしっかりと見せてくれたために、今回は宮崎のウザさが際立たずにすみました。







次回は以前は医師を目指していたらしい森井がメインの回のようです。

野村周平の好演に期待したいですね。







今回の評価は…4