これまで程じゃないけれど…「ちかえもん」第4話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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3話までを見てやけに面白かったのでベタぼめしたんですが、






読者の皆さんにオススメした割りに今回は3話までほどの面白さに欠けていて、肩透かしをくらってしまいました。





NHK  木曜20時
「ちかえもん」第4話

主演…青木崇高
脚本…藤本有紀
演出…川野秀昭




これまで3話と演出が変わったせいもあるかもしれませんが、このドラマならではのダイナミックさというか、バイタリティが弱まってしまった回ではありました。






スランプに陥っている近松(松尾スズキ)のさえない感じが、心の声を巧みに使いながら、描かれるところに妙味があるんですが、






今回は早く作品を書かなければ…という切迫感が乏しくて、九平次(山崎銀之丞)を赤穂浪士の生き残りの寺坂吉右衛門と勘違いするって方がメインでした。





近松の思い込みのダメっぷりは、勘が鋭い万吉(青木崇高)との対比で際立ってはいましたが、キレのある笑いはあまりありませんでした。





九平次の企みやお初(早見あかり)が徳兵衛(小池徹平)に近づいた理由はなんとなく分かってきましたが、





ちゃんとしたストーリーになってくると、このドラマならではのキテレツさは薄れて物足りなくなるのは皮肉です。






九平次が話す吉右衛門は足軽で差別されてたから大石はじめ赤穂浪士を死ぬように仕向けた…って説は、目からうろこでしたね。面白いアプローチでした。






それに引き替え、近松の赤穂浪士に関する妄想のくだらないことといったら…(笑)






今回の評価は…4