まさかのファンタジー結末にビックリ!…「ちかえもん」最終回 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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いや~~、まさか万吉(青木崇高)が人形の化身だったとは…

そりゃ驚きましたよ。







死体の顔を見せないから徳兵衛(小池徹平)とお初(早見あかり)はたぶん生きているんだろうな…とは分かってましたが、そこは全く予想だにしないオチでした。








NHK 木曜20時

「ちかえもん」 最終回


主演…青木崇高

脚本…藤本有紀

演出…梶原登城








あまりに冒頭であっけなく徳兵衛とお初が心中をしてしまって…、えっ!?このあとどうするの?と心配しましたが、まったくの杞憂でした。








2人の死は悲しいのに、なぜか筆が走ってしまう近松(松尾スズキ)。

「言葉があふれて止まらん…」という心の声、そして自信作ができて義太夫(北村有起哉)に読んでもらい、OKが出た時のなんとも嬉しそうな顔、








これまでの近松の生みの苦しみを見てきただけに、わがことのように嬉しくなりました。

浄瑠璃を見たことの無かったお袖(優香)に見せることができたし…







これまで積み重ねてきたものが結実する充実感をいろんな面で味わえた…非常に優れた最終回でした。







そして、最後に分かった万吉の正体。正体が分かってからのこれまでの印象的な万吉の回想シーンにはグッときましたね。

近松に傑作を書かせるためだけにいた存在であったことが改めて分かったことでの不思議な感動。







現実離れしたファンタジーにいきなりなってしまったので、シラケてしまわない力技に感服しました。

いや~改めて最初からじっくり見直したいと思える数少ない作品となりました。







今回の評価は…4