細かいところはあまり記憶が無く、隣に引っ越してきた男がじわじわと元判事一家を恐怖に陥れていく…という話だったことくらいしか覚えていません…
ただ、その男をユースケ・サンタマリアが演じるのはなかなかハマりのキャスティングだとは見る前から思ってました。
フジテレビ 土曜23時40分
「火の粉」第1話
主演…ユースケ・サンタマリア
脚本…香坂隆史
演出…森雅弘
これまでフジテレビの昼ドラを長らく作ってきた東海テレビが、昼ドラが無くなって、代わりに貰った枠。
おのずと制作に力が入るのは分かるんですが、初回を見た感想は、オイオイ最初から飛ばしすぎじゃないか?ってこと。
初回で視聴者をつかむのは大事なことではありますが、
この作品の面白さは徐々に分かっていく恐怖なので、最初から主人公が怪しさプンプンしすぎていて、
しかも介護されてるおばあさんも早くも死んでしまうし、
この先、失速したり、中だるみするのでは…とそちらが心配になってしまいました。
演出で何気ない音やしぐさで怖がらせる工夫はしているだけに、脚本の前のめりさが気になります。
主演のユースケ・サンタマリアはリリー・フランキー(二人とも片仮名…(笑))と並んで無表情に凄味のある人で、
善人っぽく振る舞っていても、底知れぬ不気味さを漂わせるあたりが、期待通りのはまり役です。
それだけにあまりくどく、いかにも怪しげに見せる演出には逆に興ざめした部分もありました。
ユースケ以外では、図々しい小姑役の大島蓉子がいかにもイヤな感じで光っていました。
この先、どう怖がらせてくれるか、ちょっと楽しみな作品ではあります。
今回の評価は…
