「男と女の恐ろしい心理サスペンス」というのが売り文句のドラマ。
2時間サスペンスがどこの局も視聴率を取れなくなってきている中、前クールの「ナオミとカナコ」に続いて、またもサスペンスをやろうというフジテレビのテーマチョイスのズレがちょっと痛い作品です。
フジテレビ 火曜22時
「僕のヤバイ妻」
主演…伊藤英明
脚本…黒岩勉
演出…三宅喜重、国本雅広
伊藤英明演じる主人公望月幸平は裕福な令嬢・真理亜(木村佳乃)と恋愛結婚した後、広告代理店を脱サラしカフェを営むことに。
一見、順風満帆な生活ながら、裏では妻の過剰な束縛や気遣いに息苦しさを感じ、不倫相手の杏南(相武紗季)と妻殺害の計画を立て始めます。
しかし、そんな矢先に真理亜が何者かに誘拐され姿を消す。
誘拐犯から身代金を要求された幸平は追い詰められていき、あわせて真理亜の恐るべき素顔が浮かび上がっていく。
妻の恐るべき素顔とは何なのか?そこがこのドラマのポイントでしょう。
演じるのが木村佳乃ですから怖いですよ、きっと。
苦労知らずの真理亜を敵視して、幸平をたぶらかし殺させようとする杏南も、女の怖さを見せてくれそう。相武紗季の悪女っぷりに期待です。
他にも望月家の近所に住むうさんくさい年の差夫婦にキムラ緑子と高橋一生。
真理亜の後輩で陰ながら助ける協力者緒方に眞島秀和。
真理亜が信頼する謎の男木暮に佐々木蔵之介。
幸平の姉の元夫で警察を懲戒免職になり今は探偵の横路に宮迫博之。
犯人を捕まえるためムチャもする捜査一課の相馬刑事に佐藤隆太。
キャストには手練れが揃いました。
特にキムラ、高橋コンビは気になりますね。
…とはいえ、サスペンスは低調な今、しかもフジテレビで、裏のTBSもありますから、
視聴率の予想は…5~6%
苦しい結果になりそうです。