冬ドラマアカデミー賞…最優秀作品賞 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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今さらの記事となってしまい恐縮です!
「東京センチメンタル」が4/8まで放送していて、その最終回を見てからでないと集計ができず保留にしていたのですが、





最終回後もつい後回しにして記事にし忘れていました。
大変遅くなりましたが最終回まで見たドラマ11本の満足度ランキングを下位より紹介します。





まず最終回まで見ずにリタイアした作品は…

「ヒガンバナ」
「臨床試犯罪学者火村英生の推理」
「スミカスミレ」



…の3本でした。




11位
亀梨和也主演
「怪盗 山猫」

→2.90



最終回はあまりにひどくて評価を2にしました。
これまでリタイアしたら日本テレビが全滅になるので、我慢しながら見続けたのですが…





亀梨和也が無理にテンション高く演技するのが最後まで違和感でした。






10位
香取慎吾主演
「家族ノカタチ」

→3.20



最初の方のガチャガチャした感じが致命傷になりましたね。終盤やっと良くなった時には既に遅しでした。





SMAP解散騒動の最中で香取慎吾がどこか沈鬱だったのもマイナス要因でした。






9位
深田恭子主演
「ダメな私に恋してください」

→3.40



話自体はこれと言ってとりとめもないものでしたが、深田恭子やディーン・フジオカの魅力で見せきったブレの少ないドラマでした。




8位
長瀬智也主演
「フラジャイル」

→3.50



スタート前の期待度ランキングでは3位でしたが、武井咲を立てる作りがネックになり、失点を重ねました。





こちらも終盤巻き返しましたが、序盤の失点をカバーしきれませんでした。






7位
遠藤憲一、渡部篤郎主演
「お義父さんと呼ばせて」

→3.56




こちらは逆に序盤は面白かったのに、だんだんテーマからそれて迷走しかけた作品。





低視聴率でも気にせずブレない番組作りを続けてくれれば良かったのですが、残念です。







6位
吉田鋼太郎主演
「東京センチメンタル」

→3.75




思わぬ拾いもののドラマでした。
吉田鋼太郎が自然体で演じたオシャレ寅さんはフラれっぷりが見事でした。





ただ作り手によって出来にばらつきがあるのは残念でした。






4位と5位は同ポイントでしたが、あえて順位をつけ…






5位
綾瀬はるか主演
「わたしを離さないで」

→3.80




キャスト、脚本、演出の力量から冬ドラマ期待度No.1にした作品です。
しかし、はっきり言って連ドラにする題材ではなかったですね。




苦労のあとはしのばれましたが、SF的な設定が共感を得にくく、もっと普通の恋愛ドラマを見たかったというのが偽らざる感想です。






4位
有村架純、高良健吾主演
「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」

→3.80





テーマがシンプルな分、こちらの方が見やすく、素直に心動かされました。





脚本の坂元裕二の良い面悪い面が出ていて気になる部分も多々ありましたが、それをしのぐ良いシーンもあった作品です。






3位
広末涼子主演
「ナオミとカナコ」

→3.90




スタート前はさほど期待してませんでしたが、サスペンスの盛り上げ方が上手かったのと、





主役を食うばかりの吉田羊と高畑淳子の強烈な演技で見ごたえのある作品になりました。






最後に…2位と1位も同ポイントでした。
こちらもあえて優劣をつけ…





2位
草なぎ剛主演
「スペシャリスト」

→4.00





シリーズから続行しての安定感がありながら、アグレッシブに初回からいろんな見せ方に挑んだ意欲を買いました。





京都からのメンバーとの絆も深まり、草なぎ剛にはずっと先までこのドラマを続けて欲しいと思います。







そして、「スペシャリスト」を退け、同ポイントながら1位、つまり冬ドラマアカデミー賞最優秀作品賞に輝いたのは…






1位
青木崇高主演
「ちかえもん」

→4.00





これはもう文句なしです。
よくぞNHKでこんなドラマを作ってくれたな…と。
時代劇のカテゴリーにとらわれない自由奔放な作りに改めて敬意を表します。





この脚本を書いた藤本有紀が先頃向田邦子賞を受賞しました。
今後もどんどん時代劇の幅を広げて欲しいと思います。