いろんな要素が盛りこまれて、いささか交通渋滞気味のこのドラマ。
みやび(中谷美紀)は若い彼氏の諒太郎(瀬戸康史)と付き合い出し、
桜井(徳井義実)は若い彼女のエリ(松井愛莉)の妊娠が分かり、
十倉(藤木直人)は妻・千波(長谷川京子)に離婚届をつきつけられ…
…って、それぞれいろいろ抱えていて、それがからみあうような展開。
もっとシンプルでいいのに…と不満を覚えてしまいました。
TBS 金曜22時
「私結婚できないんじゃなくて、しないんです」 第6話(5/20) 第7話(5/27)
主演…中谷美紀
脚本…金子ありさ
演出…塚原あゆ子(6) 坪井敏雄(7)
第6話の方は、十倉が自分の住んでるマンションの最上階のペントハウスに住んでいると知ったみやびが、ズカズカと十倉の部屋に乗り込んで、家の中を無遠慮に見て回り、
なぜ千波が家を出て行き、離婚届をつきつけてきたかに悩み、関係修復を図りたい十倉に、どこがどうダメかを指南するといういつもと違うパターンでした。
みやびの洞察力が鋭く、なかなか的を射ていて、おまけに元級友の既婚者(平岩紙)にもアドバイスさせるという展開で、いつもよりひねりがきいていて、それは面白かったです。
ただ、そこに桜井の彼女の妊娠問題やら、諒太朗の実家のことやらがからんできて、どうも散漫な感じがしてなりませんでした。
第6話の終わりで、諒太朗の部屋に、みやびの部下の李花(大政絢)がいて、もしや二股?って終わり方でしたが、
第7話であっさり李花は相談に来ていただけと判明。単なる思わせぶりば引っ張りでした。
あまりこういうことすると、視聴者を失望させるだけなので、この手のダマし引っ張りはやめた方がいいですね。
第7話は若い彼氏との交際にいささか戸惑い気味のみやびに、また十倉の恋愛指南が再開。
どうも知れば知るほど、諒太郎は面倒くさそうな男です。
今回の瀬戸康史は諒太郎のさまざまな顔を自由自在に演じていて、この人成長したなと感心しています。
さて、今回は桜井の方が、高校の頃の自分の切ない恋心を思い出すという、いつもと逆の展開で、ついにキスをしてしまうというラストでした。
これで話は大きく動くのか、それともまた肩透かしされるのか、次回は視聴者をがっかりさせず、話が動いてもらいたいものです。
第6話、第7話とも評価は…