これまで3話で感じたほどのワクワク感が今回は感じられませんでした。
年代が進んで、仕事で突っ走ってきたトットちゃん(満島かおり)が自分を見失ってしまいそうになり、リフレッシュと充電のためにニューヨークへ行くという話でした。
黒柳さんの本を読むと、沢村貞子(岸本加世子)や渥美清(中村獅童)や向田邦子(ミムラ)は終世つながりの深い人たちなんですが、そのへんのつながりが急に時代が進んでしまったために、断片的にしか描かれず、それが不満にも思えてしまいました。
NHK 土曜20時15分
「トットてれび」 第4話(5/21)
主演…満島かおり
脚本…中園ミホ
演出…井上剛、川上剛
とはいえ細部にわたるスタッフのこだわりようはニンマリとさせられるものがあり、「繭子ひとり」での黒柳が演じて話題になった田口ケイ役の再現の仕方や、
森繁(吉田鋼太郎)の楽屋が「屋根の上のバイオリン弾き」になっていたり、渥美清が手紙を読んでいるのが「男はつらいよ」の柴又の撮影現場だったり、
特に感心したのはトットちゃんが入り浸った向田邦子の霞町のマンション。写真に残るその部屋を細部まで忠実に再現していて、かかっている額などもそっくりで、「凝ってるな~」と感心してしまいました。
しかし、ニューヨークで困ったら…と餞別をくれた森光子は出て来ないんだな~などとも思ってしまいました。
今回、一番ワクワクしたのはニューヨークで玉ねぎヘアをあみだしたところ。
あのヘアスタイルはアメリカで生まれたとは知りませんでした。
あと、満島ひかり、あんまり歌はうまくないんですね…。
今回の評価は…