第7話と第8話をまとめての記事にしようと思っていましたが、長くなりそうなので分けて書くことにしました。
まずは第7話から。
日本テレビ 水曜22時
「世界一難しい恋」 第7話
主演…大野智
脚本…金子茂樹
演出…中島悟
恋人同士になったのだから、美咲(波瑠)とキスの一つもしなければ…と頑張るけれどうまくいかない…
そんな零治(大野智)の奮闘ぶりを描いた第7話
今回もラブコメディとして完成度の高いものを見せてもらえました。
観覧車の中でキスしようとしたり…
泊まりにきた美咲の寝顔にキスしようとしたり…
いろいろと試みてはみるもののうまくいかない零治。
美咲もそれには気付いていて気をもんでいます。
…で、それぞれ零治は石神(杉本哲太)に、美咲はまひろ(清水富美加)に相談するのですが…
今回、最も面白かったのは、零治のマンションに呼ばれた石神が相談に乗るシーンで、いろいろ石神の勘違いの小ネタがあった末に、
零治のベッドに細工をして、ベッドの横に寝る美咲に向かって転がっていき、自然とキスをする…というコントのようにバカバカしい手段を提案します。
そこから実際それを作って、ボウルに赤いテープを張って美咲の頭と口に見立て、そこにピッタリとキスできるまで練習を始めます。
あくまで真剣にそれを何度も何度もやる涙ぐましい努力が笑えました。
こういうところの大野の体のキレの良さには天性のコメディセンスを感じます。
一方、美咲の方はまひろに待っていてもダメなら自分の方からキスしたら…とけしかけられます。
…で、泊まりにきた美咲が零治の寝顔にキスしようとしたら、零治は紐をひっぱり、美咲ともどもゴロゴロと転がり落ちてしまいます。
努力が無になってしまった上に、美咲はウソをつき言い逃れする零治の態度にキレて、自分は零治を買いかぶっていた…こんな器の小さい人だったとは…と嘆きます。
売り言葉に買い言葉で、逆ギレしてしまう零治は美咲に会社をクビだと言い放ってしまいます。
たかがキスぐらいのことで、ここまでもめてしまうとは…。
キリっとして零治に対して一歩も引かない波瑠の凛とした態度が印象的でした。
和田(北村一輝)に口説かれれても、自分は零治のことが大好きだと、ビシッと言う村沖(小池栄子)とともに、女性の強さを改めて感じる展開でした。
第7話の評価は…