イマイチなまま終了…「ON」最終回 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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なんだかな~な最終回でしたね。
このドラマ、作りようによってはもっとユニークで面白い作品になれたと思うんですが…






フジテレビ   火曜22時
「ON~異常犯罪捜査官・藤堂比奈子~」最終回

主演…波瑠
脚本…古家和尚
演出…白木啓一郎




最後まで比奈子(波瑠)はムチャな単独行動をとり、危ういところをいつもは東海林(横山裕)ですが、今回は同僚たちにあまりにナイスタイミングで助けられる…って展開なんですね。






…んな、うまくいかないって!何度も何度も…。





このドラマ、初回から指摘しましたが、刑事ドラマとしてのリアリティがあまりに欠けすぎてるんです。





その違和感は最後まで解消されませんでした。途中リタイアも考えましたが、





ヒロインが感情を持たないまま生きてきて、殺人者に強い興味を持っているという特殊さにひかれて見てきたわけです。






それにからむ心療内科医の中島(林遣都)の存在も興味深かったですしね。






しかし、我慢して見てきた末の最終回。
その前の回から登場した永久(芦名星)の青い目にまずガッカリ。






そんな異様な感じにせず、見た目は普通に美人なのに殺人鬼という凄味を芦名星なら演じられたはずです。






比奈子も一歩間違えばそうなっていたかもしれない…わけですから、あそこまで過剰に異様な見た目にしたのは残念でした。





せっかく再登場した佐々木希の都夜は、あっさり焼き殺されて気の毒でしたね。






比奈子をめぐる中島と東海林の対比も、もっとうまく描いていたら、このドラマ良くなっていただろうに…と今さらながらに悔やまれます。






横山裕の良さは半分も出てなかったですね。ヘタな役者に見えかねない扱いでした。







そういう意味では要潤の扱いも雑でした。
林遣都ぐらいでしょう。脇で本領を発揮できたのは…。





肝心のヒロインの波瑠ですが、心のない人間の苦悩を脚本が描ききれてなくて、






波瑠の演技が無表情でヘタみたいに思われ勝ちだったのは、これまた気の毒でした。






彼女らしさをもっとストレートに出せる主演作品で再チャレンジしてほしいです。






今回の評価は…3