このドラマのキャストが発表になった時に、なぜ山田涼介の兄役が桐谷健太で、弟も好きになる兄の恋人役が倉科カナなのか?
そう疑問に感じた違和感は、いざドラマを見たら、増幅するばかりでした。
察するに…まず山田涼介だけ決まっていて、後から2つの役を交渉したものの、
月9は視聴率が取れないからとか、
山田涼介の相手役だと、初の恋愛ものだし、熱烈なファンから何されるか分からないからとか、
いろんな役者がいろんな理由で断った末に、この二人になったのでは…と推測されるのです。
フジテレビ 月曜21時
「カインとアベル」第1話
主演…山田涼介
脚本…阿相クミコ
演出…武内英樹
まず、山田涼介の名誉のために言うなら、放送後ネット上での批判のタネになったらしい主人公の髪の色は、
本人の役作りでも、わがままでもなく、あくまで演出の意図でそうさせられたそうです?
危うく私めも批判するところでした。
山田涼介本人は初のサラリーマン役に意気込んでむしろ髪を黒くして臨んだのに、
演出家がデキの悪い弟のチャラチャラした感じを出すために染めさせたそうです。
演出家にしてみれば、主人公の変化をこの先描くためだったんでしょうが、その意図は伝わらず、
かえって視聴者の反発をまねく要因になってしまいました。
山田涼介が今回不運なのは、兄の桐谷健太も、父親役の高嶋政伸も大柄で、山田の背の低さが際立ってしまうこと。
倉科カナはまだしも、同僚役の女性も長身ですしね。
それにしても、桐谷健太は山田涼介の兄にしては歳が離れすぎてるし、高嶋政伸の息子には見れません。
どうにもミスキャストです。
兄弟の歳が近いのにデキが違うからドラマになるので、
歳が離れてたら争いようもありません。
倉科カナを取り合う三角関係にも魅力を感じないし…
月9史上平均ワースト視聴率に向け突き進みそうな作品です。
今回の評価は…