米倉涼子にとっては楽な仕事だな~「ドクターX」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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今クール放送されている女優主演の連ドラの中で、おそらく米倉涼子が一番楽な立場にいるよな~と、私めは思ってしまいます。

 

 

 

 

 

まず、主演者にとって最もプレッシャーとなる「視聴率を取る」という呪縛から、まず解放されていること。

今まで通りにやっていれば視聴率はちゃんと取れるんですから、何と気楽なことか…

 

 

 

 

 

もう一つはこれだけ主演クラスの役者が脇にそろっていて、自分のしどころをきっちり演じてくれて、自分の出番が少なくても一向に差し支えないという気楽さ。

 

 

 

 

 

なかなか女優さんにとってこんな恵まれた状態は無いですよね。

体調を崩した吉田羊とは実に対照的です。

 

 

 

 

テレビ朝日 木曜21時

「ドクターX~外科医・大門未知子~」 第2話

 

主演…米倉涼子

脚本…林誠人

演出…田村直己

 

 

 

 

今回は雑誌にスキャンダルを暴かれ、マスコミから逃れるために検査入院に来た国会議員(西岡徳馬)と、日本で一番清貧な村長としてマスコミからも持ち上げられている村長(山本圭)という対照的な2人が入院することに。

 

 

 

 

 

事情を知らずに賄賂をもらい入院させてしまいアタフタする蛭間院長(西田敏行)と、村長をウチの病院が救うとマスコミにアピールする久保副院長(泉ピン子)。

 

 

 

 

 

古くからの盟友である西田とピン子がドラマの中でいがみ合い、演技で火花を散らしているのは、なかなか楽しい見ものです。

 

 

 

 

 

さらに、院長にべったりで、アピールの仕方が違う内科部長(生瀬勝久)と外科部長(吉田鋼太郎)もそれぞれのキャラがあて書きになっていて、この2人の共演も楽しめます。

 

 

 

 

…で、主役の大門(米倉涼子)は、スーパードクター北野(滝藤賢一)が自信たっぷりにやる手術が、途中うまくいかなくなってから颯爽と登場。

 

 

 

 

見事なメスさばきで切り抜けてしまうという鮮やかさ。

村長の方の手術も、すべて切除しなかったのは、娘の結婚式に出たいという本人の意向をくんだもので、出番は少ないながらも十分にカッコよさを見せるという流れでした。

 

 

 

 

村長の娘というのは愛人との娘で、妻(星由里子)は行かせたくなかったというオチは皮肉で笑えましたね。

 

 

 

 

愛人と箱根に頻繁に行っていた議員に手術が終わったあと、大門が「箱根は自分のお金でね」と言うのも、舛添や野々村県議らへの風刺がきいていて、このへんもこのドラマの魅力でしょう。

 

 

 

 

安定した仕上がりで、安心して見ていられます。

 

 

 

今回の評価は…4