他の脚本家と共同の回と任せた回をはさんでの林宏司単独脚本の第5話。
時間をかけて書けただけあって、なかなかの力作でした。
NHK 土曜22時
「スニッファー 嗅覚捜査官」第5話
主演…阿部寛
脚本…林宏司
演出…橋爪紳一朗
局が力を入れてスタートする夜のニュース番組のキャスターに起用された俳優(原田泰造)。
しかし、その番組がスタートする日の朝にその隠し子(寺田心)が誘拐され、身代金を要求される…
番組スタートまでに救い出せるか?って話でしたが、役者としては好きでない原田泰造と、子役の中で一番嫌いな寺田心がゲストで、見るモチベーションは一旦下がったのにもかかわらず、
林宏司の脚本が良くできていて、つい引き込まれて見てしまいました。
やはり、うまいのはストーリーに主人公の嗅覚をからめてくるところで、
父親が飲んでいたコーヒーカップと、息子が見ていたアルバムについた匂いで、DNAの鑑定までしてしまうのには驚きました。
しかし、何も生本番中にそれを告げなくても…と思いましたけどね。
あんなこと大事な本番中にしゃべりだしたら、すぐつまみ出されますけどね。
すべて喋り終わらない内に…。
あと、刑事とバレないようにいかにもテレビマンっぽい服に替えたという小向(香川照之)。
いまだに肩にセーターかけて…って。そんな人今どきいません…って。(笑)
まぁ、いずれにせよ楽しんで見れました。
今回の評価は…