このドラマは私めは校閲というお仕事ドラマに特化して見せてくれればいいのに…と思っているのですが、
どうしても地味なエピソードになりがちなので、制作スタッフは視聴率欲しさに恋愛要素も立たせてくるんですね。
原作ではどうなってるかわかりませんが、どうもドラマを見ている限り、恋愛部分がうまく描けてなくて、ドラマのネックになっているような気がしてなりません。
日本テレビ 水曜22時
「地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子」 第8話
主演…石原さとみ
脚本…川崎いづみ
演出…佐藤東弥
どうも石原さとみ演じる悦子と菅田将暉演じる幸人のペアがしっくり来ないんですね。
この二人がどうなろうと興味を持てない。
悦子は貝塚(青木崇高)とのからみの方がイキイキするし、幸人は森尾(本田翼)との方がまだバランスとして良いように見える。
なので、今回森尾に貝塚が告白して、あっさりふられたけど、そりゃそうだろうとしか思えず、
一向に恋愛部分が面白くならない。
幸人のキャラもどうもいつまで経ってもつかみどころがないままで、魅力的でないのもネックですね。
なので、今回の幸人の小説の題材探しとかも、余計なものを見せられている感じが強くなってしまっているんです。
それは脚本の責任ですね。原作からうまくふくらませきれてないわけですから…。
「逃げるは恥だが役に立つ」の星野源演じる平匡が回を重ねてどんどん魅力的になっているのと対照的です。
今回の元やり手編集者だった茸原部長(岸谷五朗)と女流作家桜川(伊藤かずえ)とのエピソードは、過剰な演出が鼻についたり、急に病気を持ち出してきてしんみりさせたり、
どうも観ていて乗れない話でした。
悦子と桜川の校閲のからみも面白かったですけどね。
茸原が校閲の仕事に誇りをもっている…ってうたいあげるのも、何だかな~でしたし…。
ま~これは私めがあまり岸谷って役者を好ましく思っていないからかもしれませんが…。
今回の評価は…