弓子(松嶋菜々子)は健一(田中直樹)の元妻で、和樹(佐野勇斗)の生みの母だったんですね。
このドラマ、モヤモヤした回が続きましたが、いろいろ分かってきてようやく面白くなってきました。ただ回数をもたせるために話を広げすぎたので、それが最終回までにちゃんと解決しきれるのか、それが心配です。
TBS 金曜22時
「砂の塔~知りすぎた隣人~」 第7話
主演…菅野美穂
脚本…池田奈津子
演出…平野俊一
弓子が生方(岩田剛典)に渡した健一との結婚式の写真から、あれよあれよという間に、亜紀(菅野美穂)が事実を知ってしまうまでは、かなり強引な持っていきようで、このドラマって偶然大事なところに居合わせるってのが、結構多いんですよね。
…で、今問題を抱えている和樹をどちらがよく理解し、どちらが苦境から救い出せるかで、二人の母親が張り合うという展開に今回は持っていきました。
いろいろと詰めが甘い亜紀に対して、したたかに策を講じる弓子。
二人の対照がうまくあぶりだされた回ではありました。
しかし、気になるのはいくら悪いヤツらをこらしめるためとはいえ、そこまでなるまでに弓子だったら和樹を救い出せたはずなのに、
あんなになるまで放っておくというのは、ホントに息子が可愛いのかと違和感を覚えましたね。
大体、息子を捨てた母親が何を偉そうに言ってるんだって思えてならないし…。
あの血染めの浴槽は、誰を殺したのか?
それが弓子が健一と別れるための原因となったのか?
おそらく健一と和樹を守るために自分が罪をかぶって何かをやったんでしょうね。
役同様に菅野美穂が松島菜々子の迫力に押され気味です。
しかし、随分タイトな話になってきて、タワーマンションの他の奥さんとか全く出てこなくなってきましたけど、
もし、亜紀の家を壊したいだけなら、あんなに他の部屋まで監視、盗聴する必要なかったはずなのに、あれは何だったんですかね。
幼児誘拐とどうつながっていくのか、そのへんがまだまだ謎です。
今回の評価は…