いや~~、まさかのココリコの田中登場には驚きましたね。
このドラマをチラ見した妻が、「やだ、松岡くんって、女装するとココリコの田中みたいになっちゃうんだね…」と言ってからというもの、どうも田中の顔がチラついてしまっていたので、
おそらく、いろんなところでそんな話が出て、スタッフが最終回に出そうよって話になったのかもしれませんね。
同じ金曜日の「砂の塔」の方にレギュラー出演しているので、まさか出るとは思わず、意表をつかれました。
なかなか洒落のきくスタッフですね。
テレビ朝日 金曜23時15分
「家政夫のミタゾノ」 最終回
主演…松岡昌宏
脚本…八津弘幸
演出…七高剛
洒落がきいているといえば、今回、もしかしたらミタゾノの息子では?とされた女装癖のある少年を演じた田中偉登、どこかで見た子だなと思って調べたら、
同じこの枠で同じ松岡昌宏主演で4年前に放送した「13歳のハローワーク」で、松岡演じる主人公の13歳の姿を演じた子でした。
つまり、その時は同じ人物役で、今回は親子?って役、このキャスティングもそこに狙いがあるなら、洒落てるなと思いました。
…というわけで、今回はカリスマ主婦(片瀬那奈)の家に派遣されたミタゾノと花田(清水富美加)。
息子を捨てていなくなったその主婦の夫の写真に写った顔がミタゾノにそっくりなため、てっきりそれがミタゾノだと花田は勘違いしてしまいます。
カリスマ主婦は実は信奉する主婦たちから金を巻き上げる投資詐欺をやっていて、それを暴く…って展開で、
結局、田中演じる実際の夫も現れ、ミタゾノの正体は分からぬままで、ミタゾノのカバンから出てきたアルバムの写真で、更に何者か謎が深まる形で終わりました。
最後まで洒落のきいた作りで、おそらく続編かスペシャルがあるんでしょうね。
どの回も脚本も演出もしっかりしていて、気楽に楽しめるドラマになっていました。
当初はちょっと違和感のあった松岡の女装ですが、慣れてくると特に抵抗も無くなり、時々ちらっと男であることを見せるあたりも楽しめるようになりました。
相棒的存在の花田を演じた清水富美加は、最初のうちはウザイな~とは思いましたが、慣れてくると、これも寛容に見られるようになりました。
出番は少ないものの、私めは紹介所の余貴美子の所長をはじめ、他の家政婦さんたちがお気に入りで、中でもおデブさんの平田敦子は好きなキャラで、最終回でのカバンを開けるのに1番ずつやっていくのには笑いましたね。
松岡昌宏は演技に余裕ができたのか、変に女装だからと気張らずにすんなり淡々と演じていたのが功を奏しました。
今回の評価は…
ちなみにネットでの情報をもとにこのドラマの各回視聴率と最終的な平均視聴率を付記します。
#1 8.2% #2 6.7% #3 7.5% #4 7.6% #5 8.0%
#6 7.7% #7 7.6% 最終回 8.0%
平均視聴率 7.66%
前クールの「グ・ラ・メ」は5.64%でしたから、それよりはだいぶ良かったです。