「逃げるは恥だが役に立つ」大ヒットにつながった5つの幸運 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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一昨日、日刊スポーツが配信した記事に、「逃げ恥」についての面白いコラム記事がありましたので、その要旨をご紹介します。

 

 

 

 

その記事では5項目の「逃げ恥」が大ブームになった幸運な要因を列記しているのです。

 

 

 

 

1:フジテレビの撤退

 

 今クールからフジテレビが火曜10時から連ドラを撤退。火曜9時に移動したのが、分散していたドラマ視聴率を総取りできるようになった。

 

確かにこの枠はフジテレビの方が歴史は古く、TBSの方が後発で視聴率はほぼ1ケタ台にとどまってきた。

 

 

 

しかし、TBSとフジテレビで数字を食い合い、毎クール低視聴率争いになることに根負けしたフジテレビが撤退した途端、TBSは初回から2ケタスタート。1度も視聴率を下げずにブレークすることになった。

 

 

 

 

2:視聴率測定の変更

 

 

10月から視聴率調査が変わり、タイムシフト視聴率(録画再生率)の測定が始まったのもタイムリーだった。

 

 

「逃げ恥」はリアルタイムで見る人より、タイムシフトで見る録画派が多く、9話(12月6日)などはタイムシフト視聴率17.5%で全番組1位。

 

 

 

リアルタイムの視聴率と合わせて重複分を引いた総合視聴率は30%超え。

そういったことがニュースにもなり、録画視聴派が活気づき、ネットやSNSを盛り上げた。

 

 

 

 

 

3:ローカルパワー

 

 

 

実は地方局が視聴率の話題を牽引したのも珍しい現象だった。

6話で北海道地区が視聴率(リアルタイム)20%を超えると、7話では北九州、名古屋地区で20%超え。

 

 

 

地方局が強いことが大きく報じられると、8話ではついに関東地区も16%台の大きくジャンプアップ。

 

 

 

地方局では局アナたちが自発的に「恋ダンス」に挑戦しネットにアップし、それぞれの局のカラーが出ている力作ぞろいでネットが盛り上がった。

 

 

 

 

 

4:「重版出来!」の高評価

 

 

 

意外に効いているのではと放送担当記者の間で話題なのが、この枠で4月クールに放送した「重版出来!」の高評価。

 

 

 

視聴率は平均8%台だったが、ドラマ賞も獲得、制作陣の自信にもつながった。

 

 

 

特に「重版出来!」の脚本も書いた、このドラマの脚本家野木亜紀子は「空飛ぶ広報室」、「掟上今日子の備忘録」に続いて3本めの新垣結衣主演作品で、のびのびと結果を出したと言えそうだ。

 

 

 

 

 

 

5:恋ダンス

 

 

ブームに最初に火をつけたのは、何といってもエンディングの「恋ダンス」。

初回放送後から大きな反響を呼び、動画サイトで公開したところ6日間で520万再生を記録、話題作りに貢献した。

 

 

 

 

エンディングで出演者が踊るパターンは今までにもあったが、覚えれば大勢で楽しめそうな雰囲気や、キュートなガッキーは女子ウケ抜群だった。

 

 

 

 

引用先:ニッカンスポーツ・コム  芸能記者コラム「梅ちゃんねる」

 

 

 

地方局のことは私めも知りませんでした。

動画がネット上で盛り上がることが、番組の視聴率にもフィードバックされるという新たな形のヒットでしたね。

 

 

 

 

「恋ダンス」いろんな忘年会でやられてるんでしょうね。