ドラマミタローの2016秋ドラマアカデミー賞 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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毎クール全作品終了後に私めが独断と偏見で選ぶドラマアカデミー賞。
選考対象になるのは最終回まで見続けた作品です。






今クール、最終回まで見たのは…




「逃げるは恥だが役に立つ」
「地味にスゴイ! 校閲ガール河野悦子」
「ドクターX~外科医・大門未知子」
「Chef~三ツ星の給食~」
「黒い十人の女」
「砂の塔~知りすぎた隣人~」
「家政夫のミタゾノ」
「勇者ヨシヒコと導かれし七人」
「スニッファー 嗅覚捜査官~」
「IQ246~華麗なる事件簿~」
「キャリア~掟破りの警察署長~」


以上、11本です。




ちなみにリタイアしたのは…

「カインとアベル」
「レディ・ダ・ヴィンチの診断」
「石川五右衛門」
「運命に、似た恋」
「ラストコップ」
「レンタル救世主」


以上、6本でした。





さて、11本を対象に選ぶ各賞は…

最優秀新人賞
最優秀主題歌賞
最優秀脚本賞
最優秀演出賞
最優秀助演女優賞
最優秀助演男優賞
最優秀主演女優賞
最優秀主演男優賞
最優秀作品賞




以上9部門です。







まずは最優秀新人賞…





最優秀というほどではないので、優秀新人賞として二人選びました。







一人めは、







佐野勇斗
「砂の塔~知りすぎた隣人~」





菅野美穂の息子役を演じた子です。
回を追って役の重要性が高まり、高度な演技を要求されるようになりましたが、







まだ演技は硬く未熟ながらも、精一杯頑張って演じでました。目に力があるのでこれから伸びるのではと思います。







事務所は山田孝之や窪田正孝、山崎賢人のいるスターダストですから、今後いろんな作品で起用されるでしょう。今から注目しておくといいかもしれません。







同じく青田買いという意味で…







成田凌
「逃げるは恥だが役に立つ」







石田ゆり子演じる百合の部下の梅原を演じた、ちょっと不思議な感じのある人です。







最終回でゲイだと分かる役でしたが、坂口健太郎に通じる現代的な空気感を持った
、今トレンドの「塩顔」男子です。







今回で顔が売れましたから、今オファーが結構来ているはずです。
来年注目の一人となりました。







続いて、





最優秀主題歌賞





「逃げるは恥だが役に立つ」主題歌

「恋」星野源





もうこれは文句なしですね。
主題歌がここまで話題になった連ドラはホントに久しぶりじゃないですかね。





エンディングの「恋」ダンスの波及効果はスゴイものがありました。







恋愛ドラマの名作には、名曲の主題歌がつきものという、かつての連ドラのセオリーの復活は、私めのような連ドラオールドファンには喜ばしい限りです。







最優秀脚本賞




「逃げるは恥だが役に立つ」
野木亜紀子





「重版出来!」に続いて今年2回めの受賞。ついにヒットメーカーの一人になった感じですね。今、最も勢いのある脚本家と言えるでしょう。






今回の作品もメインの二人を魅力的に描くことをしっかりやった上で、「重版出来!」の時と同様に群像劇として、二人を取り巻く人々のキャラを丁寧に描き、






それぞれに成長があり、共感が持てるようになっていたのが優れていました。






次回作はどんな作品を書いてくれるのか楽しみです。







続いて、最優秀演出賞。





「逃げるは恥だが役に立つ」
金子文紀、土井裕泰、石井康晴




「木更津キャッツアイ」の金子文紀、
「コウノドリ」の土井裕泰、
「花より男子」の石井康晴、





チーフクラスの3人がタッグを組むTBS最強の布陣。脚本の良さをうまく増幅し、キャストの魅力を引き出す演出は絶妙でした。






特に毎回登場した妄想による有名番組のパロディシーンには、並々ならぬこだわりを感じ、その完成度にはうならされました。







TBSドラマが元気な頃を知る彼らの底力を見せつけた傑作となりました。