続いて、ドラマミタローの選ぶ2016秋ドラマアカデミー賞。
最優秀助演女優賞の発表です。
迷わず決まったダントツの受賞なんですが、一応ノミネートしたのは次の5人です。
石田ゆり子
「逃げるは恥だが役に立つ」
これまでこの人の出演ドラマ、いろいろ見てきましたが、今回のこの役が一番ハマっていたのではないですかね。
仕事に生きてきた40代キャリアウーマンが、ふと立ち止まってこれまでの自分を考えてしまう…その哀愁を、天然キャラの可愛らしさで包み込んで、多くの同年代の女性の共感を得ました。
水野美紀
「黒い十人の女」
十人のクセの強い女優の競演は見ごたえがありましたが、中でも最古参の愛人を演じた水野美紀の、売れない舞台女優のプライドばかり高いイタさは圧巻でした。
何度も何度もカフェラテを顔にぶっかけられる女優魂には頭が下がりました。
佐藤仁美
「黒い十人の女」
もう1人選ぶとしたらこの人。水野美紀演じる愛人とは対照的に、裏で暗躍するベテランAPをリアルに演じました。
その憎々しさやガサツさが、ドラマをより面白くしてくれました。
他にも本妻役の若村麻由美や、最も若い愛人を演じた成海璃子も良かったことを付記しておきます。
松嶋菜々子
「砂の塔~知りすぎた隣人~」
菅野美穂とW主演と言っても過言ではないほどの存在感でした。
特に前半は作品にただならぬ緊張感を与えた功績は大きかったですね。
清水富美加
「家政夫のミタゾノ」
最初のうちはちょっとウザく感じましたが、回を追って慣れてきたらそのウザさが味になってきて、気にならなくなってきました。
彼女自身のキャラの良さなんでしょうね。
今後も堂々と押しきったらスゴい女優になるかもしれません。
以上5人の中から、最優秀助演女優賞に選んだのは…
石田ゆり子
「逃げるは恥だが役に立つ」
このドラマにハマった私めのまわりの女性たちは、「ガッキーもいいけど、石田ゆり子も良いよね!」という声が早い段階から多かったです。
年を重ねた女性のいろんなものを経た末の可愛らしさ。
その明るさ、強さの中に潜む哀感を、自然体で演じ愛すべきキャラにしました。
女優として、またもう一皮むけた感じがします。
今後の石田ゆり子、注目です。