毎クール終了後に私めはそのクールの最優秀を各部門選んでいますが、
最後に今年4クールの中から年間最優秀を選んでいきます。
まずは、年間最優秀助演女優賞の発表です。
各クールの受賞者は…
冬クール
吉田羊
「ナオミとカナコ」
昨年は1年4クール連続の連ドラレギュラー。
今年は連ドラに映画に主演、大河ドラマにも出演と、大車輪の活躍でした。
受賞したこの作品では殺された弟の死を疑い執拗に探る姉を強い存在感で演じました。
春クール
小池栄子
「世界一難しい恋」
大野智演じる恋愛下手の社長を、絶妙な距離感でサポートする秘書を魅力的に演じました。
酸いも甘いもかみわけた大人の色気は、女優としての更なる進化を感じさせました。
夏クール
余貴美子
「はじめまして、愛しています」
一見無愛想でも、実は情にあつく優しい児童相談所の職員を個性的に演じました。
役によってさまざまに変貌するこの人のカメレオンぶりには敬服します。
秋クール
石田ゆり子
「逃げるは恥だが役に立つ」
石田ゆり子が知らない間に、良い歳の取り方をしていて、それをしっかり打ち出してくれた作品でした。
内面からにじみ出る可愛さは、実にナチュラルで、なかなか真似ようのないものでした。
以上4人から年間最優秀助演女優賞に選ばれたのは…
石田ゆり子
「逃げるは恥だが役に立つ」
石田ゆり子演じる百合と、部下や風見とのやりとりからあぶり出される40代独身キャリアウーマンのリアルにひきこまれました。
脇筋はとかくメインの邪魔になりがちですが、この作品はそちらもしっかりひきこまれるものになったのは、石田ゆり子の好演ありき、でした。