2016年間最優秀「逃げるは恥だが役に立つ」総評 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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今年も私めのプログをご愛読いただきありがとうございました。






今年最後の記事は、年間最優秀になった「逃げるは恥だが役に立つ」の総評を書きたいと思います。





この作品のどこが良かったか、私めなりに5項目にまとめてみました。





1 新垣結衣の極上の可愛さ


これまで新垣結衣をずっと応援してきた私めが、テンションがこれまでになく高まるほど、




とにかくこのドラマの新垣結衣は…
可愛かった!





臆面もなく、記事にも何度も書きましたか、そう書かざるをえないほど、可愛いかったです。





それは新垣結衣本人の力だけでなく、脚本、演出が新垣結衣の可愛さをどう表現したらよいかにこだわりぬいた結果でもありました。





このスタッフは新垣結衣の可愛さを引き出す術をホントによくわかってるな…と感心しながら見ていたのです。





2  単なる草食系じゃない平匡の魅力



とかく今どきの若い男性は、草食系が多いからカノジョを作りたがらないと単純に片付けられがちですが…





そんな単純なわけではなく、カノジョを作ったことのない星野源演じる平匡は「プロの独身」と自称し、そんな自分に引けめも感じずに暮らしているんです。





面倒くさいプロセスを経て恋愛から結婚へなんて、自分にできるわけないと割りきっていて自尊感情がないんです。






これまでの恋愛ドラマではいなかった新たな男性像で、そんな平匡を星野源は実にありがちなリアルさで演じました。





頭でっかちでシステマチックに物事を考える平匡が、ファジーな恋愛感情に戸惑い、自分を変えていく姿は男女共に応援したくなるものがありました。





3  恋ダンス動画の波及効果

初回のエンディングを見るなり、このダンスの新垣結衣可愛いな~と思うのと同時に、




年甲斐もなく、もうちょっと振付が簡単なら真似して踊りたいのに…と思いました。





すると同じように思った視聴者は多かったようで、TBSは対応早くYouTubeにダンスをフルでアップしました。







実はこれ、スタッフの思うつぼで、評判になるよう、かなりこだわりぬいて作られたものだったんですね。





いろいろ真似した動画がSNSやネットで飛び交い、それがドラマのPRにもつながりました。






4  現代の恋愛の多様性




実はこのドラマの中にはさまざまな恋愛の形が描かれていたんですね。




従来の恋愛ドラマで描かれたようなストレートな恋愛が、むしろ難しくなっている現代は、





恋愛のありようもさまざまで、それをメインの二人だけでなく、まわりの人物たちで描いてみせたのは秀逸でした。






5  連ドラならではのお約束へのこだわり


恋ダンスもそうですが、毎回登場し楽しみになったのが、妄想による有名番組のパロデイ。





そこをお遊びだからと手を抜かずに、しっかり手間隙かけて作ったところに、この作品の凄みがありました。





細部までこだわりぬいた職人たちのプロ根性を感じさせる仕事ぶりというのは、ドラマに厚みを持たせるということの好例だったと思います。






以上、5項目にまとめてみました。





来年もこんな作品が1本でも多くありますように…と祈りつつ今年最後の記事をしめます。







読者の皆さん、よい年をお迎えください。