今回の作品も山田孝之が終始真顔で本人として出演し、ドキュメンタリー風に進む珍妙なドラマです。
テレビ東京 金曜24時52分
「山田孝之のカンヌ映画祭」第1話
主演…山田孝之
構成…竹村武司
演出…山下敦弘
「東京都北区赤羽」は同名の漫画を愛読した山田孝之が、作品に惚れ込んだあまりに、
実際に赤羽に住み、漫画に登場する実在のユニークな住民たちと交流するさまを描くドキュメンタリー風のドラマでした。
…で、今回は日本アカデミー賞に選ばれたことのない山田孝之が、映画賞を取りたくて自分で映画を作ってカンヌ映画祭に出品したい…と映画監督の山下敦弘に言い出すところから始まります。
山田孝之本人は終始真顔で、真剣なんですが、どこかにふざけた感じもあり、その微妙なゆるさをニヤニヤしながら見るという感じのフェイクドキュメンタリーです。
映画を作るために会社を作り、オフィスを借りて、主演女優に芦田愛菜を連れてくる…
でも、作りたいテーマは最後には母親を殺す連続殺人鬼の男の話なんです。そんな役を芦田愛菜にやらすのか？
山田孝之のすっとぼけた雰囲気は独特のもので、ドラマでもドキュメンタリーでもない不思議な作品になってます。
真面目に見てしまう方にはオススメできません。
今回の評価は…
