名脇役たちの虚と実…「バイプレイヤーズ」第1話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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テレビ東京らしいマニアックな作品で、6人の名脇役たちが一堂に会して、本人役で演技をする…というのは、なかなかスリリングな試みです。





テレビ東京  金曜24時12分
「バイプレイヤーズ~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~」第1話

主演…遠藤憲一、大杉漣、田口トモロヲ、寺島進、松重豊、光石研

脚本…ふじきみつ彦
演出…松居大悟





シェアハウスで名脇役6人が暮らす…ってことから「テラスハウス」を想像すると、これが大間違いの作品なんです。






「テラスハウス」はドキュメンタリーに近いのですが、こちらはあくまで本人が本人役を演じるドラマにすぎないんです。






ちゃんと脚本もあるし、演出もある。
中国映画の巨匠チャン・イーモウが役所広司主演で「七人の侍」を撮るので、その七人に役作りのために寝起きを共にして欲しいということから、シェアハウスで暮らすことに…。






しかし、役所広司はそんな話を知らず、大杉漣は監視カメラで他の5人と中に裏切り者がいる…なんて言ったり…





しっかりフィクションなんですね。
なので6人にはそれぞれっぼいキャラクターが与えられていて、






6人はテレビでは素はこんな人「らしい」って思われてるキャラクターを演じているのです。





なので、どこまでが素でどこまでが演技か判然としないモヤモヤが、このドラマの妙味であるわけです。





誰がどこまで自分をさらけ出してるか?
名脇役たちですから、実に自然に素っぼく演技できるので、不思議な気分になります。






一度、試しに見てください。
改めてこの6人の凄みが分かります。






それぞれ仕事のオファーを受ける現場がいかにも、それぞれやってそうな現場なので笑いました。





今、どれだけ事件を抱えているか言い合うシーンといい、脇役あるあるが楽しめるのもこの作品の一興でしょう。




今回の評価は…4