医師としての一分…「A LIFE~愛しき人~」第2話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

連ドラについてじっくり語るブログ

連続ドラマでこれは面白いという作品のみをマメにチェック!

その内容紹介、批評、さらにヒット分析など、あらゆる情報を連ドラ好きの方々のために提供するブログです。

かつて山田洋次監督の映画で「武士の一分」という作品に木村拓哉は主演しましたが、





今回を見て、このドラマは医師の一分を貫こうとする男の話なんだな…と、ふと思いました。





木村拓哉はその職業の一分を貫こうとする役を演じると良い面が出て、





「HERO」も検事はこうあるべきというところを頑なに守る男の話なんですね。






TBS  日曜21時
「A  LIFE~愛しき人~」第2話

主演…木村拓哉
脚本…橋部敦子
演出…平川雄一朗






今回はあくまで患者の命を救い、病を治すことが医師の本分だということを、






老骨の和菓子職人(平泉征)が自分の命である右手が使い物にならなければ、死んだも同然と主張し、それを治すことでリンクしながら描き出しました。






それとかつては沖田(木村拓哉)と同じであったはずなのに、今は副院長の地位を手にし、患者のことより病院経営や自分が院長になることを優先に考えるようになってしまった壮大(浅野忠信)と対比し、より沖田の一分を際立たせました。







さらに、患者のことより自分の手術の腕におぼれ、見落とした井川(松山ケンイチ)や、沖田に共感し協力的な由紀(木村文乃)、沖田のようにありたいと今も願い、手術を許す院長(柄本明)らの存在も、







それぞれ沖田のありようを鮮明にするように、いい働きをしていました。






以上、より木村拓哉らしく演じられるようになったことと、まわりがそれをバックアップすることで、よい流れが作れました。







今回の評価は…4