松たか子のチラ見せダークがツボ…「カルテット」第2話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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フムフム…こんな感じで4人の隠し事が明らかになっていくんですね。





今回は別府(松田龍平)の真紀(松たか子)への思いが明らかになりました。






TBS  火曜22時
「カルテット」第2話

主演…松たか子
脚本…坂元裕二
演出…土井裕泰





別府は大学生の時に演奏に来た真紀に出会い、その後何度か偶然の出会いを繰り返し…
(いつも一方的で真紀は気づいてないんですけどね…)






その後はストーカーみたいに真紀につきまとい、カラオケボックスで偶然会ったように嘘をついたのでした。






そんな思いを、会社で仲のよい結衣(菊池亜希子)の結婚話を聞いたあとに、真紀にぶつけるのですが…





真紀には「捨てられた女、舐めんな!」と怒られてしまいます。






ここのやりとり、松田龍平の朴訥さも良かったですが、感情の高ぶりを瞬間的に見せる松たか子の演技に凄みを感じました。





このドラマでは、松たか子がチラチラ見せる真紀という女性の裏の顔、がツボです。






「悲しい」より悲しいのは、ぬか喜びです。
ってセリフ、深い言葉ですね。
坂元裕二の脚本には、随所にドキッとするセリフが出てきます。






真紀に怒られて、たださえ火照っている別府は、酔った勢いで結衣に結婚を迫り、一夜を共にし、それでもこれっきりとドライに切り出されました。




朝、二人でインスタントラーメンを食べるシーンはほろ苦かったし、






結衣のリクエスト通りに、結婚式でアヴェマリアを弾く別府も切なかったですね。






松田龍平の感情をあらわにしない表情が、なんとも言えず良いんですね。
この人、独特のものです。「引き算」の演技ですね。







今回もいろいろ会話劇を楽しむシーンがありました。
冒頭の家森(高橋一生)が作ったブイヤベースを食べながらの餃子の話も愉快でした。







家森の面倒くさいキャラって坂元裕二の自己投影なのかもしれませんね。







その面倒くささがよく分かったのが、目が笑ってない店員有朱(吉岡里帆)とのLINEのやりとりについての自己弁護。






いろんなたとえをするのが、寸劇まで入ってこれまた愉快でした。






次回はすずめ(満島ひかり)の過去が明らかになるようです。






今回の評価は…4