若気の至りに見える…「東京タラレバ娘」第2話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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初回の感想と一緒になってしまいますが、やはりこの3人だと30代女性の悲哀がイマイチ伝わりにくいんですよね。






日本テレビ  水曜22時
「東京タラレバ娘」第2話

主演…吉高由里子
脚本…松田裕子
演出…南雲聖一





初回よりは改善された気はしたんですけどね。特にヒロイン倫子(吉高由里子)は、






好きな早坂プロデューサー(鈴木亮平)は若いデスクの子と付き合うようになるし、






脚本の仕事も若い脚本家に取られてしまうし、





KEY(坂口健太郎)には乾いた女扱いされるし、





30代女性のわびしさが出るようにたたみかけ、テーマはしっかり打ち出されていて、






演じる吉高由里子も地味に地味にと意図してはいるんですが、






でも、やはりみじめな30代って感じではないんですね。






…なので、いかにも少女漫画チックなノリで、KEYにキスされ、一夜を共にし舞い上がってしまうという展開に可笑しさが出ないんです。






色気を殺しても、やはり吉高由里子に男をひきつけるものが抑えきれないんですね。






なので、KEYが手をだすのも無理ない感じになってしまう…そこがネックです。






もっと深刻なのは今回は元カレ(平岡祐太)と再会した香(榮倉奈々)。





昔は売れないミュージシャンの元カレがやっと売れるようになり、再会したら感激のハグからの、





今のカノジョの登場。初回の倫子と同じで、盛り上がったら突き落とされるパターン。






さらに、そのあと元カレのマンションに誘われ、夢だった東京タワーを見せられ、盛り上がって一夜を共にしたら、






朝起きて、そこはカノジョと同棲してる部屋で、今海外に行ってて留守中だから、






手短に都合よく関係を持たれただけという二段落ちのパターン。






かなり、酷いことされてるんですが、演じるのが榮倉奈々なので、






今のカノジョとあまり差がないし、良いようにもてあそばれる元カノの悲哀やみじめさが、





微塵も感じられないんです。
これは明らかにミスキャスト。






榮倉奈々だと若気の至りにしか見えませんでした。
元カレを今のカノジョから奪い返すことも楽にできそうです。





それじゃ、ダメですよね。
内容自体は悪くないのに、残念な作品です。






今回の評価は…3