満島ひかりの泣き笑い…「カルテット」第3話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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今回はすずめ(満島ひかり)の過去がいろいろと分かる回でした。





満島ひかりは悲しいのに笑う泣き笑いの演技が非常に上手い女優で、大きな目が活きるのですが、






「それでも、生きてゆく」や「Woman」でも組んでいる坂元裕二の脚本は、それを十分計算に入れてあて書きしてるな、と思いました。






TBS  火曜22時
「カルテット」第3話

主演…松たか子
脚本…坂元裕二
演出…金子文紀






すずめは父親がひどいヤツで、娘を超能力少女と偽って詐欺をしていたのでした。





インチキとバレてすずめはいじめにあうわ、母親は死んでしまうわ、親戚をたらい回しにされるわ、ひどい目にあったのです。






大人になってもそれによるいじめは後を引き、職場でいじめに加担した女性のブログを安藤サクラが声だけで語る回想シーンは、すずめの痛ましさを表現する印象的なシーンでした。





こういう時に、満島ひかりは実に悲しい笑顔をするんですね。






そんなひどい父親がまもなく死にそうだと知らせが来て、行かないすずめの代わりに真紀(松たか子)が見舞いに行き、すずめの過去を知ります。





真紀の前で父親は亡くなってしまい、その帰り道、病院のそばまで来ているすずめに会います。






二人で定食屋に入ってのシーン、ここが今回の白眉でした。





父親が亡くなったことを告げ、もう病院に行くことはないと真紀はすずめに言ってあげます。





「泣きながらご飯食べたことのある人は…生きてゆけます。」







真紀がすずめに言ってあげるこのセリフ、深い言葉でしたね。グッと来ました。






松たか子の優しく慈しみのある声が、このセリフを更に深いものにしていました。







次回は家森(高橋一生)のことが分かる回のようです。







今回の評価は…4