このドラマを見ていると母親と娘の関係って難しいな…とつくづく思ってしまいます。
父親と息子とは明らかに違った複雑なものがそこにはありますよね。
私めは男ですので、、そのへんの感じ方が女性読者の方々とは明らかに違うんだろうなと思ってしまいます。
NHK 金曜22時
「お母さん、娘をやめていいですか?」 第4話
主演…波瑠
脚本…井上由美子
演出…大橋守
余談ですが、このドラマって珍しくNHK名古屋が制作しているドラマなんですね。
名古屋で作られているドラマって東京や大阪とは違った独特のものを感じます。
どこがどう名古屋っぽいとは言えないんですけどね。
なんとなくです、なんとなく。
それはさておき、今回は顕子(斉藤由貴)の母親(大空真弓)が亡くなってしまい、そのいまわの際に朦朧とした意識の状態で「そんなこともできないのかい、ダメな子だね…」と
子どもの頃に言われていたであろうことを言われてしまい、それが最期の言葉になります。
孫娘には、顕子にいつか詫びたいと言っていたのに、ついに母親から直接にそれを聞くことは出来ずに逝かれてしまったのです。
顕子が常軌を逸した娘への執着を見せるのは、明らかに自分と母親との関係で得られなかったものを埋めようとしていたからだと思えて、
長年に積もり積もったものの根深さから来る心の闇を改めて感じさせるできごとでした。
夫(寺脇康文)も娘もそんな顕子の心の奥など察しようとしたことはなかったんでしょうね。
葬儀場での言い争いには家族関係のもろさがよく描かれていました。
この家族どうなってしまうんでしょう?気になります。
今回の評価は…