父親は死に、直政が誕生…「おんな城主直虎」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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この大河ドラマって井伊家のホームドラマと今川や徳川とどう向き合うかの井伊家の企業ドラマみたいな感じで、






話が狭い範囲から広がらない窮屈さを感じますね。






NHK  日曜20時
「おんな城主直虎」第9(3/4)、10(3/11)話

主演…柴咲コウ
脚本…森下佳子
演出…藤並英樹





第9話は今川義元(春風亭昇太)に加勢し、織田攻めに行った井伊の当主直盛(杉本哲太)が、






桶狭間の戦いの惨敗で命を落とす…という話。






例によってというか、戦闘の経過自体は詳しくは描かれず、間接的に語られる感じ。







ヒロインは井伊谷からあまり出て活動をしないので、仕方ないことではありますが、






弱小大名の井伊家の置かれている切迫感が、昨年の「真田丸」に比べたら著しく欠けているように思います。





まだ出てきてませんが、信長は海老蔵が演じるそうですね。余談ですが…






なので、当主の死はかなりな危機なのに、単なるホームドラマの父親の死みたいな情緒的な方に流れ、物足りなさを感じました。






第10話では、次郎(柴咲コウ)が瀬名(菜々緒)の命乞いに駿府に向かう…という話を盛り込んできましたが、





これも元康(阿部サダヲ)の置かれてる状況の描写があっさりしているので、瀬名の人質にされてる不憫さがイマイチ伝わりにくいんですね。





…なので、次郎の無鉄砲な行動だけが突出する形になりました。






脚本家なのか、スタッフなのか分かりませんが、やはり戦国時代を扱っている以上、描くべきところは、きちんと描くべきだと思いますね。





それがおざなりになっているのは残念でなりません。






やはり、全体の中で、井伊家が置かれてるたちばな明確にすべきでしょう。








第9話、10話ともに…3