続いて最優秀助演男優賞です。
ノミネートしたのは以下の人たち。
松田龍平
「カルテット」
飄々とした中に垣間見せる優しさは、松田龍平ならではでした。
独特の雰囲気を崩さず、その人物を魅力的にする力はお父さん譲りのものを感じさせますね。
そして、助演女優同様「カルテット」からもう一人。
高橋一生
「カルテット」
面倒くさいキャラクターを嫌悪感を抱かせずに、愛すべき人物として演じ、その演技力の高さを示しました。
ドラマ好きの人たちの間では、以前から注目されていた人ですが、ようやく誰もが知る人になってきて喜ばしい限りです。
小林薫
「下剋上受験」
子役の山田美紅羽ちゃんも良かったですが、小林薫の主人公の父親が良かったから見ていたようなものでした。
「おんな城主直虎」の南渓もですが、ビシッと作品を引き締めてくれる貴重な存在ですね。
松山ケンイチ
「A LIFE～愛しき人～」
このドラマに出て一番得したのはこの人でしょう。おいしい役どころでした。
辛気くさい演技をやらされてる男優が多かった中で、伸びやかに演技をしていて光っていましたね。
田中岷
「A LIFE～愛しき人～」
記事にも何度か書きましたが、木村拓哉との会話のシーンは、木村拓哉も伸び伸び演じられる数少ないシーンで、
いかにも一徹な職人かたぎの父親をリアルに演じてくれました。
昔、いかりや長介が木村拓哉の父親を演じたのを思い出させました。
以上、5人の中で、最優秀助演男優賞に選んだのは…
高橋一生
「カルテット」
西島秀俊がようやくブレイクし、主演もするようになった時に似た感じがします。
これから更にステップアップした存在になってくれることを期待し、今回は選びました。
とはいえ、クセのある脇役でいて欲しい人ではあるんですけどね。
そういう意味では長谷川博己や谷原章介に似たものがあります。
いずれにしても今後が気になる人です。