いろいろと中途半端なラブコメ…「ボク、運命の人です。」第1話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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どうも全体的に中途半端なドラマでしたね。

ラブコメならラブコメらしく、もっと笑わせて欲しいし、

ファンタジーならファンタジーらしく、もっと不思議な感じを強めて欲しい。

 

 

 

ユニークな恋愛ドラマは期待している私めとしましては、物足りなさを感じずにはいられない初回でした。

 

 

 

 

 

日本テレビ 土曜22時

「ボク、運命の人です」第1話

 

主演…亀梨和也

脚本…金子茂樹

演出…佐久間紀佳

 

 

 

脚本がかつての山下智久主演「プロポーズ大作戦」を書いた金子茂樹なので、端々にそれと似たものを感じさせます。

 

 

 

 

あの時は三上博史演じる妖精に翻弄される側だった山下智久が、こちらでは逆に「神」と名乗る謎の男役で、亀梨和也演じる主人公・誠を翻弄します。

 

 

 

 

恋愛運のなかった誠は、神に「運命の人」晴子(木村文乃)の存在を知らされ、二人が結婚して子供を生まないと未来の地球がえらいことになる…とおどされるのです。

 

 

 

 

なんでも二人が生んだ子が隕石が衝突する地球を救う救世主になるらしく、なんだか映画「ターミネーター」みたいだな…と面食らいました。

 

 

 

 

ま~現実離れした話なんですが、たたみこんだテンポのあるやりとりで、神にまんまと誠はおどらされ、晴子にアタックを始めるのです。

 

 

 

 

自由奔放でおかまいなしな感じの山下と生真面目な感じの亀梨との対比は二人が以前共演した「野ブタ。にプロデュース」の修二と彰を思い起こさせます。

 

 

 

 

二人にうまくはまってはいるんですが、どうもコメディってことになると、イマイチ面白くはない。

 

 

 

 

翻弄されっぷりが手ぬるいのかもしれませんね。

大体、さえない男って設定の割りに、誠はそんなにさえない風ではないんです。そこも中途半端ですし…。

 

 

 

 

晴子にアタックする誠は気持ち悪がられるんですが、そのくだりもイマイチ笑えません。

 

 

 

 

晴子は超現実主義な女性なんですが、そのキャラが愛すべきものになっていなくて、暗くてちょっとイヤな感じの女性に見えてしまうのも良くないなと思いました。

 

 

 

 

全体にもっとポップな感じにしないと、所詮話はファンタジックなノリなんですから、見ていられませんよね。

脚本や演出にもっと工夫が必要だな…と感じました。

 

 

 

 

エンディングも「逃げ恥」以降どのドラマも真似しはじめた出演者のダンスですが、それも手ぬるくとても話題になりそうなものではありませんでした。

 

 

 

 

今回の評価は…3

もうちょっとどうにかなりそうなドラマなんですが…この先どうなりますやら。