しっとりとした佳作…「ツバキ文具店」第1話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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民放でも作りそうな作品でなく、こういう視聴率を度外視した地味ながら見ごたえのある作品こそNHKは作ってほしいですよね。






週末に大人がゆったりした気分で見られるドラマ、これでこそNHKです。





NHK  金曜22時
「ツバキ文具店~鎌倉代書屋物語~」第1話

 

主演…多部未華子

脚本…荒井修子

演出…黛りんたろう

 

 

 

最近では「紙の月」や「風の峠」を演出し、映画「RAMPO」を監督した経験もあるベテランディレクターの黛演出だけに、

 

 

 

 

じっくりと腰をすえた雰囲気で映画的な映像が鎌倉のノスタルジックな空気感を伝えます。

 

 

 

 

ヒロイン鳩子(多部未華子)の祖母(倍賞美津子)が営んでいた文具店。そこで祖母は手紙の代書をしていたのですが、亡くなってしまい…

 

 

 

 

祖母に反発し、家を出ていた鳩子は戻ってきて、結局家は売り払わず、自分が跡を継ぐことになるまでが第1話。

 

 

 

 

倍賞美津子をはじめ、江波杏子、冨士真奈美、奥田瑛二といったクセのの強いベテランたちと対峙しても、一歩も引かない凛とした多部の存在感があっぱれ!

 

 

 

 

年上との共演の方が、この人の良さがでますね。

祖母との肉弾バトルのくだりなどはすごい迫力でした。

 

 

 

 

背筋がピ~んと伸びた感じは代書屋という役にぴったり。本当に綺麗な文字を書いてくれそうに見えます。

 

 

 

 

高橋克典や上地雄輔らもいたって神妙で、世界観を壊してはいません。

 

 

 

 

この先どんな奇妙な依頼が来るのか楽しみになりました。

裏の「リバース」には視聴率では負けますが、質的にはこちらが上のものになるでしょう。

 

 

 

 

 

今回の評価は…4