今回もしみじみと心打たれる話でしたね。
春ドラマで私めが一番好きなのがこのドラマです。
NHK 金曜22時
「ツバキ文具店~鎌倉代書屋物語~」第4話
主演…多部未華子
脚本…荒井修子
演出…榎戸崇泰
園田(川口覚)という男が、初恋の人で、その後付き合ったこともある女性に、自分は元気にしている…幸せに暮らしてほしいという手紙を送って欲しいと頼みに来ます。
園田も、相手の女性も結婚して子供もいるし、波風は立てたくないので、薫という名前なのを幸いに、鳩子(多部未華子)に女性からの手紙のようにして書いてもらいたい…ってわけです。
なぜ、そんな手紙を今さら送るのか真意がつかめないまま、園田から二人にまつわる話を思い出の場所をめぐりながら聞き出し、例によって鳩子は紙やペンにも凝った手紙を送ります。
余談ですが、鳩子が番組内で書いた手紙は、番組ホームページで見られるんですね。
番組をしみじみと振り返るのにおすすめです。
話がそれましたが、園田から謝礼が届き、多額なので電話したら、園田の妻が出て亡くなったと告げました。
脳の手術をしたもののダメだったそうで、送った先の女性を訪ねてそれを告げようとする鳩子。
家族と幸せそうな笑顔を見せる彼女に何も告げず、その場を去ります。
園田の願いは通じていました。
園田も元気にしていると安心して暮らしていくのでしょう。
しみじみと悲しく、しみじみと心温まる話でした。
園田を演じた川口覚という人はあまり見かけない人ですが、蜷川幸雄の晩年の愛弟子のようです。今後が楽しみです。
今回の評価は…