今回はこれまで詳しく明かされることのなかった麻子(小池栄子)の過去がじっくりと描かれました。
ま~描かれてモヤモヤは減りはしましたが、やはりそれは容認しにくい過去で、ますます共感しにくくなってしまいました。
日本テレビ 水曜22時
「母になる」 第6話
主演…沢尻エリカ
脚本…水橋文美江
演出…中島悟
母親からまるで呪文のように結婚して子供を産むように言われ続けてきた麻子は、会社で恋人ができ、結婚を意識したのに、
その男は重役の娘と結婚することになり、麻子はその男の子どもを妊娠していながら、捨てられてしまいます。
既に2回中絶じている麻子は、この子を中絶したらもう子供が産めなくなるラストチャンス。
しかし、階段で足を踏みはずし、転落してその子も流産してしまいます。失意のどん底に落ちた麻子は、同じアパートで酷い状況で泣いている男の子、それが誘拐された広だったのですが…
虐待されていると思ったのか、連れ出して自分の部屋にかくまいます。
麻子はこれは運命の出会いと思い、わが子のように育てることにするのです。
その後、知り合いの男が交際を迫ってきて、身の危険を感じた麻子は広を守るためにも広を施設に預けたあと、その男を刺し、殺人未遂で逮捕。服役したのでした。
う~ん、確かに気の毒な境遇ではあったかもしれない。
木野(中島裕翔)の言うとおり、麻子だけが悪かったわけではないかもしれない。
しかし、やはり広を育てたのは、自分の寂しさをまぎらせるエゴにしか思えませんでしたね。
あの広に書いたあの手紙のことを思うと、やはり同情や共感は麻子には持てません。
小池栄子の演技には見入ってしまいましたけどね。
対話する中島裕翔も良かったし…。
…で、そんな麻子が柏崎オートで働きたいという身勝手な願いを、結衣(沢尻エリカ)は受け入れちゃうんですね。
なんで?
広は混乱するだけだろうに…
やはり、引き離さなければダメでしょう。ここは。
う~ん、どうも納得がいきません。
今回の評価は…