この続編が始まる時に書いたと思いますが、前シリーズの時の不満は、取調室以外のシーンが増えて、取調べする側とされる側の緊迫した駆け引きが少なくなったことで、
今回の続編も、やはりそういう不満が多くなってきました。
なぜ初回のようなものを見せてくれないんですかね。
テレビ朝日 木曜21時
「緊急取調室」 第5話
主演…天海祐希
脚本…井上由美子
演出…常廣丈太
そりゃ、脚本家は大変だと思いますよ。
二転三転するような展開を書くってことは…。
でも、そこは頑張ってくれないと…。
なかなか尻尾をつかませない容疑者と、その供述に翻弄されながらも、
あの手この手を使って、相手を観念させるに至る…ってのがこのドラマのカタルシスでしょう。
やはりメインは取調室でのスリリングな攻防なんですよ。
そこをじっくり見せて欲しいのに、とかくがちゃがちゃして、キントリのメンバーまで外の捜査に関わったら、なんだかこのドラマらしさは薄まるばかりなんですよね。
今回のエピソードもそういう意味では噛み応えのないグミみたいなもので、イマイチでした。
今回の評価は…
モツナベコンビ(鈴木浩介、速水もこみち)が珍しく取り調べを可視化の中でやらされて、すぐダメになっちゃうくだりだけは面白かったんですが…。