今回は泣けましたね。
白川(高橋克典)に頼まれて、認知症の母親(草村礼子)が待ち続けている、もう亡くなっている父親からの手紙を書くことになる鳩子(多部未華子)。
これまでの文章も毎回良かったですが、とりわけ今回は白川も号泣する通り、感動的な文章でした。
NHK 金曜22時
「ツバキ文具店~鎌倉代書屋物語~」第6話
主演…多部未華子
脚本…荒井修子
演出…黛りんたろう
白川の父親は貿易商で、海外の仕事先からいつも妻に手紙を書き送っていたんですね。
妻は「愛するチーちゃんへ」で始まるその手紙を、いつも楽しみに待っていたんでしょうね。
認知症になってもそれが来ると信じて待ち続けているのが切なく悲しかったです。
鳩子が書いた手紙を見たときの満面の笑顔には胸がしめつけられました。
草村礼子の無垢な笑顔がたまりませんでした。
なかなか書き出せない鳩子が、共に連れ合いを亡くした男爵(奥田瑛二)やバーバラ婦人(江波杏子)の言葉にインスピレーションを得て、急に書き出すシーンも良かったです。
二人の言葉は深くてしみじみしましたね。
あと、白川が母親の介護のために離婚し、会社も辞めて、絶望感にさいなまれ母親と心中しかけた時、
鳩子の祖母(倍賞美津子)が駆け付け甘酒を飲ませた上で、人は頼り頼られなんだから…と諭すシーンも名シーンでした。
キラキラと輝く宝石のような名ゼリフに、このドラマでは毎回心打たれます。
今回の評価は…