怪物が可愛そうで…「フランケンシュタインの恋」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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このドラマ、今記事を書いている今クールの作品の中で最も感想を書きにくい作品です。





何をどうとらえてどう評したらいいのか?私めの中でも整理がつかないからです。





第7話、第8話もそれがモヤモヤしたまま、見てしまい正直何を書くか迷っています。





日本テレビ   日曜22時30分
「フランケンシュタインの恋」第7話(6/4)、第8話(6/11)

主演…綾野剛
脚本…大森寿美男
演出…守下敏行(7)、茂山佳則(8)




このドラマにタイトル通りのフランケンシュタインの悲恋を求めている私めにとって、ドラマが違う方向性に進んでいることは残念であり、違和感でしかないのです。





深志(綾野剛)がラジオに出演してからというもの、自らの存在を広く知られてしまった深志の、




人間たちの思惑に翻弄されるさまを描くことに主眼が置かれてしまい…、




十勝(山内圭哉)の件で懲りたはずなのに、またラジオのしかも公開生放送に深志は出演することに…。






稲庭(柳楽優弥)はまだしも、津軽(二階堂ふみ)はなぜ止めないのか?本番でも遠巻きに見ているだけで、






津軽の傍観者ぶりが私めには不満でなりません。




その分、稲庭のジレンマは柳楽優弥の好演もあってしっかり描かれており、





人間なのに、心に怪物性を抱えている苦悩という別のテーマが色濃くなり、余計に本筋がぼやけるという皮肉なことになっているのです。





深志と津軽より、稲庭と室園(川栄李奈)の恋の方が、室園の切ない思いがわかり、見いってしまいます。





人間の醜さを見せたいドラマなんですかね、このドラマって。
だったらそちらにシフトチェンジして欲しいのに、




また昔を思い出して、それを語る…って。
迷走しているようにしか私めには見えません。





深志の置かれている立場と同様に好演している綾野剛が、痛々しく気の毒です。





第7話、第8話ともに評価は…