育ててくれてありがとう…は無いわ…「母になる」第9話、最終回 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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このドラマ、結局望ましい形にはならないまま終わってしまいました。





この枠の「Mother」や「Woman」には遠く及ばない凡作だったと思います。





日本テレビ  水曜22時
「母になる」第9話、最終回

主演…沢尻エリカ
脚本…水橋文美江
演出…丸谷俊平(9)、中島悟(10)





このドラマの最大の欠陥は産みの母か?育ての母か?というテーマに持って行くには、





育ての母の麻子(小池栄子)の設定を、とても共感も同情もできないものにしてしまった点です。





そのために感動が削がれたり、展開に違和感を覚えるところが最終回まで多々見受けました。





しかも、その肝心なテーマを薄めるように、毎回それ以外のエピソードを入れ込んできて、





第9話の広(道枝駿佑)の女子高生との恋バナとか、ホント何で今さらこんなの見せられてんだ?って感じでした。




その程度のことで集められている人たちが気の毒でした。





そして最大の不満は、麻子が結衣(沢尻エリカ)に、広を産んでくれてありがとうって言うのはまだしも、





最終回で、結衣が麻子に広を育ててくれてありがとう…は絶対無いだろうと…。





広が麻子にそっけなくなったのも、広の心の変化を丁寧に描いてないから、不可解だし…。





どうも最後まで納得のいかないドラマでした。
第9話、最終回ともに評価は…