はんなり京言葉での痛烈批判…「女囚セブン」最終回 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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ツッコミどころ満載の荒唐無稽な最終回でしたが、いちいちそれをあげつらうのも野暮ってもんでしょうね。




スタイリッシュな演出で盛り上げていて、ある種ファンタジー的ですらありました。





テレビ朝日  金曜23時15分
「女囚セブン」最終回

主演…剛力彩芽
脚本…西荻弓絵
演出…瑠東東一郎




まんまと刑務所を脱獄した7人。
それぞれ会いたい人の所に行き、警察に捕まります。




そんな中、琴音(剛力彩芽)は総裁選間近い内藤(高嶋政伸)のいる自衛党本部に乗り込みます。





女将さん(梶芽衣子)から渡された内藤と琴音が親子であるDNA鑑定書を突きつけます。





泣いて土下座する内藤に猿芝居はやめろと、冷たく言い放つ琴音。






このシーンの琴音の痛烈な内藤への批判は良かったですね。





はんなりとした京言葉で皮肉たっぶりに揶揄するのが、昨今の問題を起こす増長した与党政治家への批判になっていて、





政治家になる時は国を変えるなんて意欲に燃えていたのが、いつかその清廉さを失ってしまう…





ニュースで文科副大臣のヤンキー先生を見ていたら、この人もそうだなと思いました。





琴音の啖呵のような相手をねじふせるセリフは毎回のようにありましたが、






剛力彩芽もどんどん良くなり、彼女の新たな可能性を示しました。




スタイリッシュな悪をこらしめる役もできそうですし、したたかな悪女の役もできそうです。





高嶋政伸の内藤は案外あっさり観念して物足りなさもありました。





最終回の評価は…




このドラマ、7人のキャラクターの描き分けも良くできていて、意外と楽しんで見ることができました。