怪物になる前は…「フランケンシュタインの恋」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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今回は、深志(綾野剛)がなぜ怪物になったかを丁寧に描きました。




あれやこれや余計なものが混じらず、シンプルに見ることができ、感銘を素直に受けられる回でした。





日本テレビ  日曜22時30分
「フランケンシュタインの恋」第9話

主演…綾野剛
脚本…大森寿美男
演出…狩山俊輔




深志は山部呼六という青年で、深志研太郎博士(斎藤工)の弟子に入ったのでした。




患者たちのために野菜を作ろうと、土地を借りに行った先で、地主の令嬢のサキ(二階堂ふみ)に出会います。





二人は恋に落ちますが、ややこしいのは深志博士もサキを好きになってしまうのです。




呼六は伝染病にかかり死んでしまい、悲嘆にくれるサキのために、博士は呼六を甦らせようと考えます。





つまり密やかな博士の恋心が不老不死の怪物を生んでしまうのです。
このドラマを貫いているのは純愛なんですね。




サキによかれと生み出した怪物が、サキに触れてサキを死なせてしまう皮肉。
深志博士の悲嘆のほどがうかがえます。




この回想シーンは、綾野剛も斎藤工も神妙かつ古風さを感じさせる演技で、嘘くささを感じず見ることができました。





ラジオブース内で語り終えた深志が、継実(二階堂ふみ)への愛を語り、天草(新井浩文)への感謝を語るシーンは、じ~んと来ましたね。




第9話の評価は…