余韻の残る最終回…「フランケンシュタインの恋」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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この作品は今クールの連ドラの中ではメッセージ性の強いドラマで、応援したいドラマでしたが、






どうも展開に疑問点があったり、登場人物の多さからくるゴチャツキがあり、不満な部分の多い作品でした。





しかし、最終回のラストにはこのドラマらしい、深みと切なさかあり良いラストでした。





日本テレビ  日曜22時30分
「フランケンシュタインの恋」最終回

主演…綾野剛
脚本…大森寿美男
演出…狩山俊輔



エンドロールが流れたあとのラストシーン。
そこで、深志(綾野剛)は継実(二階堂ふみ)の最期を看取るまで一緒だったこと。





稲庭(柳楽優弥)と室園(川栄李奈)は夫婦になり、老いても達者でいること。




深志は人間たちのために良い薬を作り続けているらしいことが、深志と稲庭の孫との会話で分かるしくみでした。





深志と継実、稲庭と室園とが添い遂げたことでハッピーな気持ちになるとともに、この先も深志は生き続けていく切なさも伝わりました。





最終回はラジオで深志が過去のことを語った余波が描かれました。





ラジオ関係の人々も、工務店の人々も、皆が深志によって魂を浄化されたようになり、






深志が周りの人々に与えた影響力の大きさを示しました。




最終回の評価は…




5話か6話くらいで、ぎゅっと話をしぼり、深志と継実の悲恋を描けば、もっと名作になったでしょう。





しかし、スタッフはもっと深い哲学的なところまで描こうと欲張り、それが首をしめたきらいもありました。






いろいろ感銘を受ける部分もありましたが、どうもいろいろ盛り込みすぎてボヤけたのが残念でした。





綾野剛は怪物のピュアさを、繊細な演技で見事に演じきりました。




二階堂ふみはちょっとミスキャストだったかなとは思います。
彼女の良さを殺す役でした。
波瑠や黒木華や多部未華子が演じてたらどうだったでしょうか?




川栄李奈が良い演技でした。
彼女はAKB48出身では最も演技力のある女優になるかもしれません。