続いては最優秀助演女優賞の発表です。
ノミネートしたのは以下の通り。
仲里依紗
「あなたのことはそれほど」
2組の夫婦の中で最も共感しやすいのが、仲里依紗演じる麗華でした。
仲里依紗が抑えた演技の中に、ドロドロした感情を垣間見せ、凄みを感じました。
ポテンシャルの高い女優さんだと改めて感服。
倍賞美津子
江波杏子
「ツバキ文具店～鎌倉代書屋物語～」
二人のベテラン女優の存在無しにはこのドラマのクオリティーはここまでにはならなかったでしょう。
示唆に富んだ深みのあるセリフを、説得力のある重みで語ってくれました。
木村文乃
「ボク、運命の人です｡」
前半は無愛想で魅力を感じないヒロインでしたが、後半から恋が発展していくにつれ、
この人本来の明るい笑顔が、作品自体のムードを良くし、ガラッと変わりました。
主人公の努力が報われるとこちらまで嬉しくなる…そんな笑顔でした。
川栄李奈
「フランケンシュタインの恋」
粗暴な口ぶりながら、実は情にもろく優しい室園という女性大工役を魅力的に演じました。
キャリアを重ねるにしたがい、この人はグイグイと演技力を上げてますね。
以上、5人から最優秀助演女優賞に選んだのは…
倍賞美津子
「ツバキ文具店～鎌倉代書屋物語～」
主人公と一緒に住んでいたものの、喧嘩別れしたあとに亡くなった祖母役。
回想シーンでたびたび登場し、特に孫への思いが分かった最終回は感動的でした。
わざと孫に厳しくあたった、その真意や、孫と分かり合えなかった寂しさ…
その表現力の豊かさは今さらながら、賞賛にあたいします。