春ドラマアカデミー賞、最後は最優秀作品賞です。
今クール、最終回まで見た12本の記事の最後につけている5点評価の平均値でランキングを作り、その1位が最優秀作品賞となります。
では、最下位からカウントダウンで紹介していきます。
12位
相葉雅紀主演
「貴族探偵」…3.00
3*3*3*3*3*3*4*3*3*2*3
いつリタイアしても良いような作品でしたが、何となく最終回まで見てしまいましたね。
使用人トリオと鼻形刑事の活躍あればこそでした。
11位
沢尻エリカ主演
「母になる」…3.10
3*3*3*3*4*3*3*3*3*3
もっと感動的な作品になってもおかしくなかったのに、ナウ先輩の回以外はすべて3ポイント。
どうも違和感がずっとあって、素直に入り込めないままの作品でした。
10位
波瑠主演
「あなたのことはそれほど」…3.30
3*3*3*3*4*4*4*3*3*3
話題になったドラマですが、ドラマ自体の質的にはあまり誉めたものではなかったです。
とはいえ、途中不倫がバレたあたりは、やはり面白かったです。
7位から9位は3本が同ポイントで並びました。
藤原竜也主演
「リバース」…3.40
4*3*3*3*3*4*4*3*4*3
見応えのある回と、あおった割に内容が薄い回とまちまちでした。
ラストのあおり方が上手いので、ついつい期待して次の回見ると、肩透かしにあうというパターンの連続でした。
キャストは皆、演技は悪くなかったです。水谷豊の娘を除いては…
長谷川博己主演
「小さな巨人」…3.40
4*3*4*3*4*3*4*3*3*3
この作品も回によって良かったり、あまりの大仰さにシラケたり…とまちまちでした。
オリジナル作品ゆえに脚本の弱さ、粗さが目立ち、いくらキャストが熱演しても、カバーしきれないものがありました。
あと、このプロデューサーならではの、ヘンテコなキャスティングが足を引っ張っている部分は多々ありました。
綾野剛主演
「フランケンシュタインの恋」…3.40
3*3*3*4*3*4*3*3*4*4
もっとシンプルに作ってほしかったのですが、いろいろ欲張りすぎて、芯となるテーマがぼやけてしまいました。
とにかくヒロインが魅力的に描かれないのが致命的で、そこが大きく減点につながっています。
恋を描くのか、人間の醜さを描くのか、怪物の悲哀を描くのか…軸にブレがありました。
5位と6位も同ポイントです。
剛力彩芽主演
「女囚セブン」…3.50
4*3*3*3*3*4*4*4
今クールの中では意外な拾い物的な作品でした。
世界観や何を描くかの軸がブレてないのが、ある種潔くて見やすかった。女囚たちが皆、ワケありで悪女というわけではないのが良かったのかもしれません。
武井咲と並んで事務所ごり押し女優のイメージが強い剛力ですが、この枠は彼女に合っていて、今回の役も悪くはなかったです。
亀梨和也主演
「ボク、運命の人です。」…3.50
3*3*3*3*4*4*4*4*4*3
前半より後半ががらりと変わって良くなりました。
ヒロインが主人公に目を向けて、恋が進展していくようになってからです。
二人をとりまく脇のキャラもみな愛すべき人々で、その応援があって主人公の努力が報われるのが、見ていて気持ちよかった作品です。
4位
窪田正孝、北村一輝主演
「4号警備」…3.71
4*4*3*3*4*4*4
身辺に危険の迫る人物の警備をする警備員が主人公というのがユニークでした。
警察とは違うところがミソで、主演2人のキャラがいい塩梅でした。
30分ドラマでもギュッと凝縮された内容で、もっと30分枠のドラマが増えてもいいのにと思わされました。
TOP3は次の記事で…